秘密保護法案 衆議院通過→参議院の国家安全保障に関する特別委員会
国家機密を漏えいした公務員らに厳罰を科す特定秘密保護法案は26日午前、衆院国家安全保障特別委員会で、自民、公明両党とみんなの党の賛成多数で可決された。安倍晋三首相が出席し、3党と日本維新の会の計4党による修正案の審議を行った後、与党が質疑を打ち切る緊急動議を提出して採決を強行。民主党など野党の反対を押し切った。慎重審議を求めていた維新は委員会採決を退席した。さらに与党は特別委理事会で修正案を衆院本会議へ緊急上程することを決定。同日中に衆院通過させる方針だ。(毎日新聞)
そのときの様子↓
討論に続く本会議で行われた、与党と日本維新の会、みんなの党が合意した修正案に対する採決では、野党のうち、民主、共産、生活、社民の各党が反対した。与党と法案の修正で合意していた維新の会も、審議が与党ペースで進むことを警戒して26日の採決には反対し、途中退席した。また、自民、みんなの両党の一部で反対、退席する造反が出た。(読売新聞)
その様子はIWJがライブ中継していた。
http://www.ustream.tv/recorded/41128725 ←録画で見れます。
(右側の過去の番組のところにあります。)
自民、みんなから造反者が出たということは、自民、みんなの中にも良識ある人がいるということです。
参議院議員にもFAXを送信して、この法案はいったん廃案にして、作り直してもらうよう訴えましょう。
国家秘密一般を保護することに反対しているのではないのです。
この法案に問題があるのです。
何が秘密かは秘密だけど、ばらしたから罰するぞ、という法案。
この法案は、11、21の集会で憲法学者の青井未帆さんが言われたように、威嚇を狙っている。
逮捕される、捜査される、それはとても恐ろしいこと。まさにそれが狙いだと。
これまで我が国が経験している治安立法とか軍紀保護立法というのもまさにこの予防の段階でうまくいくかが決め手となっている。
そのほか、
知る権利がなかったら民主主義は成立しない。
こんな法案が成立したら憲法なんて紙っきれになってしまう。
戦争は秘密から始まる。
などの発言が頭から離れません。とても恐ろしい法案なのです。
国会や、裁判所、第三者機関などのブレーキがあってこそ、秘密保護法制というものを民主政治の中で扱いうるものであるが、この法案にはブレーキがない。
総理大臣が第三者機関(監視機関)などありえない。
秘密指定期間が60年というのは無期限と同じ。(ほとんどの人は生きている間に知ることができない)
この二つの修正によって、悪法がさらに悪法となった。
この法案はいったん廃案にして、作り直してほしい、など、など訴えたい。
この法案に反対している国会議員の数は、完全に与党+みんなの党に負けています。
国会の外から議員に働きかけないと止められません。
議員の良識に訴えて、FAX送信を続けましょう。
参議院国家安全保障に関する特別委員会委員
非通知にする場合はFAX番号の頭に184をつけてください。
↓参議院国家安全保障に関する特別委員会委員名簿
怒りの海。 昨日は海も私たちの気持ちを表してくれるかのように怒ってた。(右下にカーソルをもっていくと拡大マークがでます)