伊方原発の再稼働のための審査書案についてのパブリックコメント

伊方原発の再稼働のための審査書案がパブリックコメントにかけられています。
5月21日~6月19日
締め切りは6月19日です。
 
さよなら原発四国ネットワーク↓
 
伊方原発ここが危ない↓
 
伊方原発ここが危ない ↑の「伊方原発ここが危ない」にカーソルをもっていってください」
1.事故時の避難ができない佐田岬半島の孤立可能性集落 
2.米軍オスプレイも上空を飛ぶ、飛行機墜落のリスク
3.原発で怖いのは短周期の地震波=中央構造線活断層帯による直下型地震震源に近い場合に制御棒が作動して緊急停止できるか不安
4.中央構造線は16世紀にも動いて大きな津波を起こしたとの都司説を検証すべき。
. 中央構造線沿いの四電高圧送電網は多重防護と言えず
6. 「大地動乱の時代」の本命、南海トラフ巨大地震が想定内なのに原発「震災」だけは想定外?
福島原発事故では何ヶ月も水を注入し冷やし続けるしかなかったあの汚染水タンクを置く広  大な敷地がなければ数日で瀬戸内海へ汚染水が放出される
8.再稼働を目論む3号機はプルサーマル実施中猛毒のプルトニウム入り
 9.なにより信用を無くしたのが官僚と制度=福島事故の教訓を踏まえない新規制基準&防災計画
 
 
再稼働阻止全国ネットワーク
 
 
パブコメ用のハガキを5枚一組で申し込めたそうですが、締め切りが6月19日なので、ハガキは管制ハガキに書いて出してもいいそうです。
 
もちろんインターネットでも送信できます。↓
電子政府の総合窓口(インターネットから送るとき)
 
川内原発同様、伊方原発に関する火山の審査が甘すぎます。姶良カルデラと同様に、阿蘇カルデラ破局噴火Aso5を監視しないのが問題ですがむしろ早期廃炉とすべきです。
元々の規制委員会の火山審査ガイドラインの中でも、「160km圏内の火山を調べること」、は義務化されています。伊方から160km圏内にある九州の火山は、近い方から、別府市鶴見岳~九重連峰を経て阿蘇山までが含まれています。
先日の口永良部島の火山の噴火、御嶽山の噴火も予知できませんでした。
多くの火山学者や政府答弁書ですら、巨大噴火の予知は不可能であると認めています。仮に巨大噴火の前兆を捉えたとして、核燃料を原子炉から取り出し、搬出するまでには相当の期間がかかることを考慮すると、現代の科学的知見で巨大噴火に対応することは不可能である。
火山活動が活発化しているのは明らかで、火山のそばの原発廃炉にすべきです。
 
 意見
伊方原発再稼働に反対します。 
 避難経路の整備がまだされていない。 
 
理由
原発ありきの考えで、危険なことは考えないようにしてきて起きたのが福島原発事故です。伊方原発再稼働に、その教訓が生かされているとは思えません。 
人の避難が最後になったのも福島原発事故です。
なによりもまず、人の避難の対策から始めないと原発再稼働の議論には入れません。
伊方原発のあるところは、100ヶ所の急傾斜地、193ヶ所の土砂災害指定区域など、各戸単位で孤立するおそれがあるが、避難計画は町の計画待ち。(阿部県議が一般質問で挙げた数字)
全面緊急事態時には半島西側住民は原発の傍を通れなくなるが、未だに大分県との避難支援に関する協定も結ばれていない。
自衛隊等が全力を尽くすことになって(阿部県議一般質問への県の答弁)いても、地震津波の広域化などの状況に左右される。
5km圏内の大熊町双葉病院からの患者避難には5陣にわたり延べ5日間掛かりました。全員避難の難しさを物語る例です
再稼働の判断は、福島原発事故に何も学ばず経済優先で、住民の命を軽んじた判断としか思えません。
何度も言われていることですが、再稼働より、福島原発事故の全容解明が先ではないですか。
それが再稼働の前に、放射能で地球を汚した日本がやるべきことです。
 
意見
伊方原発再稼働に反対します。
 米軍オスプレイも上空を飛ぶ、飛行機墜落のリスク が大きい。
 理由
去年の川内原発の審査書案では、航空機落下確率が低いことから、設計上考慮する必要はないとしているが、狭い日本では全国立地条件は同じようなものであり、
川内原発同様、伊方原発においても航空機の落下は考慮しなければならないことです。。
意図的な突入や爆撃などを含めて考慮すべきである。
伊方原発では、米軍オスプレイも上空を飛ぶのである。
 
2013年3月30日、伊方原発の上空で、米軍哨戒機P3Cの飛行が(四電によって)確認されました。多くの県民が1988年に伊方原発直近のみかん畑に大型ヘリが墜落し乗組員7人が死亡した事件を思い起こして慄然としたそうです。
岩国基地と沖縄を結ぶ米軍飛行ルート下に佐田岬半島も含まれており、原発が飛行ルート確認の目印に使われている。
1988年の米軍ヘリ墜落後、何度も原発上空を飛ばないよう県は法制化を含む申し入れをしているが対策が取られていない。
テロ対策の観点からは、大型飛行機が伊方原発を直撃するケースも規制委員会は検討するべきなのに、少し離れた箇所への墜落の想定でOKとしている。
 
福島原発事故から日本の原発の弱点、盲点が世界にさらされました。
原発がテロに狙われる可能性があるということは誰しも認めるところです。
もし使用済み核燃料プールに飛行機で突っ込まれて、プールの水がなくなってしまったら、一気に放射能は拡散して、住民の命が危険にさらされます。
川内原発の審査の際に、安全を保証するものではないと田中委員長が言っていますが、安全ではないと明らかにわかっているところはその対策をしてから、再稼働の申請をするべきです。
米軍機が日本の空をわが物顔に飛びかい、311の大震災以来、大きな地震が頻発し、火山活動も活発になっている日本で
原発の再稼働は国民の命を脅かすものです。
日本は「今だけ、金だけ、自分だけ」しか考えない政治家、企業が溢れています。
311の大震災の教訓からも、国民の命優先、未来の子供たちのことを考える政策に切り替えてください。
 
 パブコメ例4
意見
伊方原発再稼働に反対します。
伊方原発では注水した後の汚染水を貯める汚染水タンクを設置する敷地の余裕が全くありませんから、福島で過酷事故対策として使われた「注水冷却」という最も手っ取り早い手段が使えません。再稼働をしてはなりません。不合格とすべきです。

理由
東京電力によると、2015年6月1日に採取した福島第一原発1号機と2号機の間にある地下水から、ストロンチウムなどを含むβ線を一リットル辺り110万ベクレルも検出したとのことです。
2号機周囲では他にもNo1-6という名前の井戸で63万ベクレル、No1-16という井戸でも25万ベクレルのβ線を測定しています。
また、6月3日に福島第一原発所構内の放水路を測定したところ、1号機放水路立坑水でセシウム
137を一リットルあたり3万ベクレル、β線を一リットルあたり3万6000ベクレル検出しました。
いずれの測定値も基準値を大幅に超えていることから、今も福島第一原発では依然として高濃度の汚染が継続していることを証明していると言えます。
安倍首相は東京オリンピック招致の演説で、汚染水は完全にコントロールされている、と世界に向けて大嘘をつきました。
しかも嘘のつきっぱなしで汚染水は垂れ流しのままです。

汚染水対策がなされていなかった福島原発は今、どうなっているか。
仏アレバ社製の汚染水処理装置について、廃止を原子力規制委員会に申請すると発表しました。それにかかった費用は発表していません。
汚染水を止める「凍土壁」が凍らない恐れがでています。
原発敷地にところせましと並べられているタンクは、これからも増え続け、タンクの置き場がなくなってきています。
そのタンクから汚染水が漏れ、もう打つ手なしで、海に流しています。
とんでもないことです。

今の科学、技術の力も放射能には追いついていません。

福島原発事故がまだ収束しておらず、汚染水が垂れ流されていて、ぜんぜん、コントロールされおらず、そちらの方に科学と技術の力を持っていくのが先ではないのか。
福島原発事故の反省も見られないし、そこから何も学んでいないように思えます。
政府は再稼働より避難した方たちの支援の方が先ではないのか。
再稼働すべきではありません。
 
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まだ5日間、あります。
14日は安保法制反対の国会包囲があります。その前に今夜、一通でもパブコメを出しましょう。
 
戦争法案も原発再稼働もどちらも若者や、子どもたちの命に関わることです。
先日、アフガニスタンで医療活動をし、灌漑事業をしている中村哲さんのお話を聞きましたが、そのとき、中村哲さんは
アフガニスタンの人たちは、貧しいけど、
自分の孫のため、子孫のためを考える。
今、自分たちは苦労して恩恵にあずからないけど、先で自分の故郷が続くように、自分の子孫が住めるように、と考える。
そういう配慮が今の日本にはない。
 今の日本は先のことはあまり考えない。今だけ、金だけ、自分だけ。これが多い。」 と話されました。
 
まさに今の国会、そして企業が今しか、お金しか、自分しか、考えていない。
 
戦争法案を止め、原発を止めて、子どもたちが平和に住める国にしなければなりません。
 
パブコメ、よろしくお願いします。
伊方原発パブコメ(2)に続きます。→
 
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