青年劇場「臨界幻想2011」

 
映画「日本の青空」シリーズ第三作「渡されたバトン さよなら原発」の紹介をしましたが、演劇も頑張っています。
青年劇場「臨界幻想2011」
 
3.11の福島第一原発の事故からもうすぐ2年。
脱原発の大きなうねりが今回の衆議院総選挙の結果に結びつきませんでした。
結びつかないどころか、原発推進を国民は選んだのです。
どうして・・・選挙結果をみて、ただ呆然とするばかりです。
 
決して原発事故を風化させてはいけない、忘れてはいけない。
今も故郷を奪われたままの人たちがたくさんいて、あのとき、浴びた放射能がどのように健康に影響を及ぼすのかという不安を抱えて生きていく子供たちがいるのに、どうして原発ゼロを見直し、原発の新規増設もありうるなどと言えるのだろうか。
 
また原発を動かすことは使用済み核燃料という放射能のごみをどんどんためていくことで、原発を動かし始めて以来、ため続けている放射性廃棄物について、今の大人たちはどうするつもりなのでしょうか。
 
「臨界幻想2011」は2013年2月~3月に全国公演を予定!
ただいま公演地を大募集中だそうです。
問い合わせ ℡ 03-3352-6922 青年劇場製作部
 
藤沢市では2013年3月2日 15:00開演
藤沢市民会館大ホールで公演。
 
「臨界幻想2011」応援ネットワークメッセージ↓
 
「臨界幻想2011」
アンケートより
重いテーマを、時おり笑いも入れて熱演したキャストの皆さん、そしてスタッフの皆さんの「思い」を十分に感じ取ることができました。めったに演劇など見ない私が新聞記事に触発されたのは3・11以来の日本の現状と未来をどうにかしたいと思ったからにほかなりません。原発にはさまざまな利害や利権がからみ、そう単純ではないと思いますが、「金じゃなく命なんだ」というメッセージを深く受け止め、思考と行動に生かしていこうと思った次第です。(60代男性)
 
東日本大震災の時に「今、生きているのは当たり前ではない」と思い知りました。震災に続く福島の原発事故で、未来に続く放射能の恐怖がいろいろなことを通して自分に降りかかる問題になりましたが、自分にできることは何か?考えつかない日々でした。劇中で1970年代に国会で原発の問題が出されていたなんてびっくりです。私たちは情報操作された中で生きているのだなと感じました。(40代女性)
 
素晴らしい舞台でした。涙が止まりませんでした。ここに描かれていることは原発の近くで育った私には痛いくらいよく知っている現実でした。そして一番私が悔しく思っているのが、貧しさにつけこまれたということです。お金を前にすると、人してもっていた良心、正義、隣人愛、それらが破壊されるんですね。そして積まれたお金は、出す方からすればはした金なんです。悔しくて仕方ありません。(30代女性)
 
30年前に書かれていたとは本当に驚き。原発の問題は、賛成や反対といったレベルのものではなく、人間が生きていく上で何が大切かということを問いかけているのではないだろうか。何故か公演を見ていて涙が止まらなかった。(30代男性)
 
こんなにも恐ろしいことが、現実に起こっているとは・・・・そして、そんな現実を知らされない恐怖を、ひしひしと感じました。私たちは、あまりにも無知だということ、でもこかれからは、自分たちの命は自分たちで守らなければならないということを思い知らされました。今の若い世代、私のような高校生にも、もっともっと原発の恐ろしさを伝えていかなければいけないと感じています。(10代女性)
 
12月5日の富士山↓
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