「フタバから遠く離れて」と荒れた湘南の海

 
今朝(正確には昨日26日の朝)は晴れて、風もあって、寒いので、富士山がきれいに見えてるだろうと思って、朝8時半に家を出て、海に行ってきました。でも富士山のあたりは、伊豆半島の方からの雲が漂っていて、富士山もかすんでいました。
お昼の天気予報で、第一級の寒波の襲来で、太平洋にも筋雲がいっぱいでていました。
富士山はこんな感じでしたが、海は青くてきれいでした。白波が次々と大きく押し寄せてきていました。
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今日の荒海の写真の間に、映画の紹介のお話。
 
今日(27日 日曜日)は藤沢市民会館で「フタバから遠く離れて」の映画があります。
13:00~15:00 藤沢市民会館小ホール
 
双葉町の井戸川町長は残念ながら失職することになりました。
この映画の上映にあたって井戸川町長からのメッセージがあります。
双葉町の道しるべ
1.双葉町・町民は国、福島県東京電力と協力して、双葉町民の一日も早いふるさとへの帰還を目指します。
双葉町・町民がふるさとに帰還するにあたっての放射能除去の目標値は、国際放射能防護委員会
(ICRP「2007年勧告」)の示す一般住民の年間積算被ばく線量の上限1ミリシーベルトとします。
 
2.双葉町・町民は国、福島県東京電力と協力し、双葉町・町民の一日も早いふるさとへの帰還をめざし、以下の取り組みをします。
(1)双葉町・町民のふるさとと双葉町への帰還の目標を暫定的に30年後とし(汚染物質である放射性セシウム半減期が約30年であることから、双葉町への帰還居住は暫定的に30年後とする)その期間中、2011年3月11日以前の生活保障に取り組みます。
(2)ここでいう生活保障とは以下のことを指します。
イ 家族の営みや生活を成り立たせる仕事及び住居
ロ 健康な生活、就学、医療の手当などが保障される生活環境
ハ ふるさとを奪われた過酷な状況の中での生活文化の継承
 
3.双葉町・町民は国、福島県東京電力と協力し、2011年12月16日に事故の収束が宣言された東京電力福島第一原子力発電所事故について、人の健康の観点から徹底した事実解明に努めます。
(1) 双葉町・町民、国、福島県東京電力福島原発事故のすべての情報を共有します。
(2) 東京電力及び国は、福島原発事故の収束を宣言したことに基づき、双葉町・町民が原子炉からの新たな放射性物質漏出に脅かされないことを確約する。
(3)東京電力及び国は、2011年3月11日より後に漏出した放射性物質が福島電発事故の収束宣言した東電福島第一原発敷地内に存在する場合には、帰還する双葉町・町民の健康の観点から速やかに撤去する。
以上について取組ます。
平成25年1月4日  双葉町長  井戸川 克隆
 
 
井戸川町長は、町議会で多数を占める自民党議員から不信任案をだされ、可決されました。
そして、町長は議会を解散したのですが、町議選には解散前の議員しか立候補しなくて、町議選は無投票になりそうで、その場合、議会は再度不信任案を出すということです。
それで、井戸川町長は辞職し、町長選にも出馬しないということです。
 
除染も違法行為が蔓延しているようですが、規則通りにやっていたら仕事は終わらないと現場の人たちが言っています。そもそも除染など簡単にできるものではないのです。井戸川町長は、除染についても疑問を持っていました。
そんな違法な作業をさせておいて、除染手当のピンハネまで起きているようです。
除染にかかる膨大な費用はどこに行っているのでしょうか。
国も東電も本当に原発の被害にあった人たちのことを考えているのでしょうか。
 
東電の前会長らが、原発事故の責任をめぐって、業務上過失致死傷などの容疑で告訴、告発を受けて、検察当局から任意の事情聴取を受けているそうです。
私も福島原発告訴団に加わっていますが、あのような大事故の責任をだれも問われないままでいいはずがないのです。
そして、双葉町長がめざしていた道は間違っているとは思えないのです。
 
政権が代わって、上関原発の工事再開になるかどうかも気になります。
伊方原発の再稼働も気になります。
あちこちで原発敷地内で活断層の可能性が高いところが見つかっています。
エネルギー政策も政権が代わってどうなるのでしょうか。発送電分離も見送られていましました。
 
福島原発事故を忘れてはいけないのです。事故はまだ終わっていない。
 
今日の海の写真、続けます。
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↓8時45分ごろで、太陽が江の島の上あたりにあったので、江の島のあたりの海は太陽の光を反射して、鏡のように光っていました。
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↓江の島の橋のたもとあたり。荒れた海。
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↓海と富士山が入る辻堂海岸が好きです。
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