憲法9条や96条を守る政党かどうかを見極めましょう。

第23回参議院選挙が公示されて一週間がたちました。
憲法改正に必要な2/3の議席をめぐる各党の議席数も焦点になっています。
新聞には改憲勢力が2/3に届くか、という見出しも見えます。
そんなことになっていいのでしょうか。
それは日本の未来を決める数字になりかねません。
今度の参議院選挙はとても大切です。
 
安倍首相は選挙戦にはいって、再稼働にも触れず、憲法改正にも触れず、じっと時が熟すのを待っているかのように見えます。ねじれ国会を解消し、憲法改正に必要な議席を獲得したら、一気に憲法改正、そして、原発再稼働に大きく舵をきるのは想像に難くありません。
 
駅で憲法9条をまもろうというチラシを配って、マイクで訴えていても、子どもを連れた若い親たちの多くは無関心で、私たちの訴えを聞いてもチラシを受け取ってくれません。
憲法9条を失ってしまってから気がついても遅いのです。
失ったものは、もう二度と取り戻すことができないのです。
 
自民党憲法草案では
憲法9条第二項(陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない)を削除して、新たに第二項に国防軍を保持すると明記してあります。
そして、第三項に領土の保全という項目を設け、「国は主権と独立を守るため、国民と協力して、領土および領空を保全し、その資源を確保しなければならない」となっています。これは徴兵制につながります。
 
今度の選挙で、投票する候補者、政党が憲法9条や96条を守る政党かどうかを見極めることが大事であると思います。
1 憲法9条を守る 
  9条を変えて自衛隊を軍隊にする × 
  憲法を変えず自衛隊のままで海外派兵×
  9条を守るが自衛隊イラク派兵を容認 
政党名は50音順
 共産党   公明党   自民党×  社民党  日本維新の会×   民主党 ×に近い△
 
2 集団的自衛権を認めない 
  憲法を変えて集団的自衛権の行使ができるようにする × 
  現在の憲法のままでも集団的自衛権の行使はできる  ×
  集団的自衛権の行使について検討していく   △
共産党 ○  公明党 △   自民党×  社民党  日本維新の会×   民主党 ×に近い△
 
3 憲法96条を守る(憲法改正の発議は各議院の総議員の2/3以上賛成)  
  憲法96条を変える(1/2以上の賛成) ×
  選挙の争点にしない  △
共産党   公明党   自民党×  社民党  日本維新の会×   民主党 △に近い○
 
憲法9条については7月2日に書きましたブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/mknony0623/17941159.html
を読んでください。
今回の参議院選挙ではぜひ、憲法について考えて、憲法を守る候補者、政党に投票してください。
今回の選挙は、日本の未来を決める大切な選挙となるのです。