原爆の惨状を西側で初めて報道した記事

オーストラリアのヒロシマデー
 
SBSラジオ日本語放送
(↓に書いた部分だけがハイライトとしてアップロードされました。↑をクリックしたら、オーディオハイライトのところに「広島からの第一報」があります。)
 
  SBSラジオはオーストラリアのメルボルンから、日本、世界、オーストラリアのニュース、時事問題、スポーツ及びオーストラリア各地の話題や情報、日本の音楽(Jポップや演歌等)などを放送しています。
 
今日も8月6日のブログに続いてオーストラリアからの話題です。
オーストラリアのメルボルンから放送されているSBSラジオで、昨日8月6日に「原爆の惨状を西側で初めて報道した記事」が日本語に翻訳されて、朗読されました。
番組が始まって32分くらいした「シドニーサイド」というコーナーで朗読されています。朗読が始まるのは35分くらいからです。(早送りできます。)
15分くらいですので、是非聞いてください。
 
朗読部分だけがアップロードされています。「広島からの第一報」↓ここで聞けます。
 
「世界への警告としてこの記事を書く」という見出しのこの記事はオーストラリア出身の記者が書いたもので、広島に一番乗りして報道操作をすりぬけた彼の記事がなかったら、放射能は影響ないという進駐軍発表に疑問が呈されることはなかったと言われています
 
記事を書いたのはウィルフレッド・バーチェットというオーストラリア人で、1945年9月に、原爆投下後一番最初に広島に入ったジャーナリストだそうです。
そして、彼の目撃記事で重要なことは、広島に一番乗りをしたというだけではなく、原爆投下を肯定、擁護する言葉はないのです。
人々の苦しみや死んでいく原因を原爆病として、世界に警告したことです。
アメリカは残存放射能が残らない高さから原爆を投下したと発表しましたが、バーチェットは自分の目で見た原爆の悲惨さを伝えたのです。
 
 
シドニーでは、8月6日はヒロシマデーで、労働組合みどりの党が中心になって、反戦を訴えるイベントがあり、そこで日本の太鼓の演奏やソランダンスなどのパーフォーマンスもあるそうです。
広島原爆の日にはいろいろなイベントがあり、普段反戦の動きをしている団体にとって、この日が焦点になっているそうです。