長崎平和宣言に賛同を!

長崎市長が今日読み上げた「長崎平和宣言」に賛同を!
 
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今日、8月9日は68年前、長崎に原爆が落とされた日です。
藤沢市では毎年、市内から公募で選んだ40人の小、中、高校生を長崎に派遣して平和学習を行っています。今日の長崎平和祈念式典に藤沢からの子どもたちも参加しているはずです。
その子たちの中から、高校生平和大使となって、スイスのジュネーブ核兵器廃絶の署名を届けに行った子もいます。
今日、田上市長は平和宣言のなかで、今の若い人たちは、被爆者から直接体験を聴ける最後の世代だといっています。被爆者の声に耳を傾けて、自分たちの未来に核があっていいのかどうか考えてほしいといっています。
 
2009年の長崎平和宣言で、田上市長は、核兵器保有している国の首相や大統領を名前で呼びかけて(しかも全員の名前を暗記して)、ぜひ、被爆地長崎に来て、原爆資料館を訪れてください、と訴えていたことが忘れられません。↓(2009年平和宣言)
 
私は高校の修学旅行で長崎に行き、原爆資料館を見学したときの衝撃は今も心に残っています。
核兵器に反対する原点はそこにあると思っています。あのような残酷な、非人道的な兵器を絶対に使ってはいけないと思うのも、あの資料館で見たことが映像として頭に中に残っているからです。
今は修学旅行で長崎や広島の原爆資料館を訪れる高校が減っているとききます。それはとても残念なことです。
 
今日の平和宣言で、田上市長は、今年4月、ジュネーブで開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委員会で提出された核兵器の非人道性を訴える共同声明に日本政府が署名しなかったことは間違っているとはっきり言っていました。
 
そしてまた、日本国憲法を変えようとする動きのある今、日本国憲法の前文から「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」を引用して、日本国憲法前文には、平和を希求するという日本国民の固い決意がこめられていると言っています。
 
平和宣言をまだ聞いてない方は、ぜひ、読んでください。
毎年、田上市長の平和宣言には感動します。
私は今年もテレビで田上市長の平和宣言を聞いて賛同したので、冒頭に書きましたところをクリックしました。
 
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田上市長は当時の広島の秋葉市長とともに、2010年に藤沢で開催された平和の輪を広げる湘南江の島会議に来られて、講演をされました。
そのときの田上市長のお話もとても心に残っています。
イメージ 1
2010年湘南江の島会議での田上市長のお話。
 
原爆は熱風、爆風、放射線からなる。
核兵器はどうして人間にとって必要なんだろうか。これは使ってはいけない、所持してもいけないものである。
被爆者は、もうだれにもその経験をさせたくないから、心の中に血を流しながら被爆体験を話す。
私たちは体験を共有できないけれど、核兵器をなくそうという思いは共有できる。

ナガサキの5つの行動
1. 真実を伝える
2.ズレを正す  
3.一歩先を示す 
4.力を集める (ネットワークを広げる)
5.あきらめない

報道とか発言で違っていることは「それは違う」といい続けている。
核兵器をなくすためにどうすればいいか、一歩先をいくとはどういうことか。非核兵器地帯を作るなど、そういうことをやっていく。
 
あきらめないこと。
もし、5年後に核兵器が地球からなくなるという日がきたとき、そのときまで核兵器はいらない、核兵器を廃絶しようといい続けていたひとりになろう。

長崎でのとりくみ
ピースネット
市内の小学校の平和学習をインターネットで遠くの小学校と交流する。

平和さるく
市内の中学校の平和学習で学んだ中学生たちが、平和ボランティアになって、長崎に来た人たちを案内する。

ピースボランティア
8月9日に長崎に来た人たちの世話をする。

高校生1万人署名運動
毎週土曜日と日曜日、高校生が核廃絶の署名を集めている。
それを夏休みにジュネーブの国連本部に届ける。
今までに60万人以上の署名を集めた。

平和紙芝居コンクール

親子記者(非核協)
親子で長崎を訪れた人に新聞を作ってもらって、それを自分の町や、自分の学校で配ってもらう。

被爆クスノキの苗木を藤沢市はもらって、10月に市民会館の前に植樹した。

被爆クスノキは元気に育っているが、中にはガラスや瓦がうまっている。

ミニミニ原爆展
写真などすぐに展示できるキットを作って、市や自治体におくる。
(湘南江の島会議の会場でも展示してあった)

核兵器は人間にはいらないものだという共感をもらう。
核兵器は持ってはいけないもの、それをもってしまった。どうやってなくしていくのか、その知恵が求められている。
 
国内の非核宣言自治体は276あるそうです。(2010年)
神奈川は全部の自治体が非核宣言をしたそうです。

これは人類全部の問題として力をあわせていく。