9条は死んでいないー朝日新聞社説より

今朝(7月2日)の朝日新聞社説に「9条は死んでいない」という文字を見て、涙が出ました。

秘密保護法が強行成立した2013年12月6日と憲法9条が壊された2014年7月1日は、2011年3月11日とともに私たちは決して忘れてはいけない日として、記憶していかなければならない。

朝日新聞の社説より
解釈は変更されても、9条は憲法の中に生きている。閣議決定されても、自衛隊法はじめ関連法の改正や新たな法制定がない限り、自衛隊に新たな任務を課すことはできない。

憲法改正国民投票を経なければならないのに、勝手に解釈を変更することは完全に憲法違反なのです。憲法違反を堂々とやってのけた安倍政権を国民は許していけないのです。
今、黙っていることは安倍政権を認めているということ。憲法閣議で変えたことを認めたということです。

また、今朝の朝日新聞4面見出しをみて、顎がはずれるほど驚きました。
公明代表「行使認めるものではない」

では閣議でなににサインしたのか。
集団的自衛権の行使を容認する閣議決定(全文)が新聞に載っているではないか。
読まずにサインしたのか。

また山口代表は行使容認をすることを決めたとき、「憲法9条の規範は変わらない」と発言した。

「行使を認めるものではない」「憲法9条の規範は変わらない」
気は確かか!
弁護士でしょう!
閣議決定を読んだのか?

憲法9条の下で許容される自衛の措置」より
政府としては、我が国ではなく他国に対して武力攻撃が発生した場合憲法上許容される「武力行使」を行うためにには自衛隊に出動を命じるに際しては、現行法令に規定する防衛出動に関する手続きと同様、原則として事前に国会の承認を求めることを法案に明記する。

「国権の発動たる戦争と武力による威嚇または武力の行使を 国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する」と明記されている。

国際紛争の解決する手段に憲法は「武力行使」を認めていない。
我が国ではなく他国に対して武力攻撃が発生した場合に許容されるものはない。
国会の承認など関係ない。認めていないのだから。

憲法がどの法律よりも優先する。

<我が国ではなく他国に対して武力攻撃が発生した場合に憲法許容される「武力行使」を行うためには>これが集団的自衛権の行使でなくて、何なのか。
公明党は、この文言を読んでサインしたのではないのか。
どうして行使を認めるものではないと言えるのか。

どこが憲法9条の規範は変わらないと言えるのか。
まるで変ってしまっているではないか。

公明党代表が、行使を認めるものではない、というのならば、
それに関する法律の改正や新しい法律の制定にはちゃんと反対できるのか?

サインはした。でも責任はとらないではすまない。
どれほど重要なことにサインをしてしまったのか、それをわからしめるためにも、公明党には確認のFAXを送り続けるべきです。

憲法9条がどんなにずたずたにされようが、憲法9条を守り抜かねばなりません。
私たちはこれからも憲法9条を守り、憲法9条に守られる。
秘密保護法で国民をしばろうと、集団的自衛権を勝手に認めても、すべてに憲法が優先する。
憲法に反して作られた法律は認められないことを国民みんなが知って、反対の声をあげつづけなければ取り返しのつかないことになります。

ツイッターによると
集団的自衛権閣議決定されたy翌日に・・、全国の中3、高3前後の保護者あてに、自衛隊の募集(自衛隊採用試験の案内)の手紙が一斉に送付されたらしい・・怖すぎる
とあります。

今日はとても悲しい朝を迎えました。
でも30日、1日とたくさんの人が官邸前で反対の声をあげました。
手をつないで、みんなで憲法9条を完全に私たちの手に取り戻しましょう。
子どもたちの未来に憲法9条を残しましょう。
10月10日のノーベル平和賞発表をドキドキしながら待ちましょう。

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