後藤健二さんの死を忘れない。

後藤健二さんがISに殺害されてから明日2月1日で一年です。
イメージ 5

昨年2月9日のブログに私は次ように書いています。
2015年2月9日のブログより
<昨日の朝、目がさめて時計をみたら8時5分でした。
一週間前と同じころ目が覚めて、あれから一週間たったのか、と思いました。
立ち直れないほどの衝撃を受けて、今もその衝撃が残っています。
思うことは、日本国憲法9条のある日本が後藤健二さんを救うことができなかった、ということです。
悔しくてたまりません。
どうして救うことができなかったか。
 
ダッカ日航機ハイジャック事件を思いだす方も多いと思います。
あのときは、人命は地球より重いと当時の福田総理大臣が言って、超法規的措置により乗客と連合赤軍の犯人の釈放との交換条件をのんで、乗客全員の命を救いました。
あのころは、日本は憲法9条を尊重していました。
去年の7月1日に集団的自衛権行使を認める閣議決定して憲法9条を捨てた安倍政権が今回の結果に結びついていると思います。
国民の命より国家を重んじる国になっていっています。 >

昨年の2月1日、後藤健二さんの死を知ってたくさんの人が官邸前に集まって、サイレントアクションをしました。 私はこのプラカードを作って、参加しました。
イメージ 13


今も去年と思いは同じですが、日本はどんどん奈落に落ちていっています。
だれもそれを止めることができません。
去年の9月19日未明には安保法制が自公によって強行採決されてしまいました。
そしてあろうことか、今、安倍政権は、憲法をも一時的に止めることができる「緊急事態条項」を憲法に盛り込もうとしています。
安倍政権の憲法改正は9条の改正より怖い「緊急事態条項」から始まるかもしれません。

それを止めるのは7月の参院選で自公に3分の2議席を取らせないようにすることしかありません。
そのためには野党と市民がひとつになって、野党同士で共倒れしない候補を立てることしかありません。
一番問題なのは民主党です。
民主党は「民主党は嫌いでも民主主義は守りたい」などという妙に自虐的なポスターを作りました。
意味がわかってるのか、と思います。
今、民主党は民主主義を守るために動いていない。
本気で民主主義を守りたいと思っているのか。民主主義を守らなければならないと思っている国民の声が聞こえているのだろうか。
本当に民主主義をまもるためには、共産党と協力する方がいいのか、安倍政権と仲良くするのがいいのか、どっちなのか。今からでも遅くない、考えてほしい。
といって、民主党を批判してばかりでは何も始まらない。
私たちも民主党に電話、FAX、ハガキなどで野党共闘するように働きかけないといけない。
国会議員連絡先


明日2月1日には四ツ谷駅赤坂口で18:30から19:30まで
「憎しみの連鎖を断ち切ろう 後藤健二さんの死を忘れない  サイレントアクション」があります。
イメージ 1

プラカードを作りました。
イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

プラカードの画像はプラカードギャラリーから使わせてもらいました。http://placardgallery.jimdo.com/

後藤健二さんは、最後まで日本政府は助けにきてくれると信じていた、とISで後藤健二さんの世話をしてて、のちにISを抜けた人が言っていたという記事を読みました。
これまでの政府だったら助けに行ったでしょう。
でも安倍首相は助けに行かなかった。
そればかりか、安倍政権は、権力から私たち国民を守ってくれている憲法すら壊そうとしています。
憲法を「国家権力を縛るもの」から、「国民を縛るもの」にしようという考えです。
そうなると政府も憲法も私たちを守ってくれない国になってしまいます。

↓去年、官邸前でのサイレントアクションで掲げられたプラカード。

イメージ 10

イメージ 12


イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 11

イメージ 14

イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参院選を7月10日と想定して、
参院選まであと161日です。

ひとりひとりがメディアになって、今度の参院選では立憲主義国家でいられるか、法治国家で居続けられるか、ということが問われていること(弁護士太田啓子さんの話から)をまわりに知らせていきましょう。

国民を守ってくれない国家はまっぴらです。
武力や武器から平和は生まれない。
世界の平和を願っていた後藤健二さんの遺志をついで頑張りましょう。