再放送のお知らせ ETV特集「シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告(2) ウクライナは訴える」

 
24日のNHKのEテレで放送されたETV特集「シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告(2) ウクライナは訴える」を見ましたか?
NHKはこのようにいい番組も作っているのです。NHKにはいろんな考えの人がいるのでしょう。それにしてもこういう番組とニュース報道との落差は何なんだろうと思います。
これは去年の9月の放送されたものの再放送です。
その再放送がありますので、見逃した方はぜひ見てください。再放送のお知らせは下↓に書いてあります。
 
チェルノブイリ事故から26年たったウクライナの状況、被ばくと病気について、ウクライナの医師たちの報告です。
26年間ウクライナで病気をみてきた医師たちが、甲状腺がんだけでなくいろいろな病気が発生していると訴えていますが国際機関IAEAも日本政府も認めようとしない。
 
日本でも2011年11月 低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ有識者による検討の場で年間被ばく20mシーベルトが妥当かどうかの検討された。
チェルノブイリ原発事故から26年たったウクライナの状況も報告され、
チェルノブイリの汚染地帯に足しげく通う科学者・木村真三さんがウクライナでの健康悪化の状況を会議で報告したのに
事故から26年たって明らかに病気、それもがん以外の病気が増加の傾向にあるというウクライナからの訴えをワーキングルグープ共同主査の長崎大学長瀧重信名誉教授たちが反論。
ワーキンググループの見解は小児甲状腺がん以外の病気の増加は科学的に認められないと結論づけた。
 
甲状腺がん以外被ばくとの関連は科学的に確認されていないというワーキンググループの報告書を長瀧から細野は恭しく受け取っていた。
 
会議で木村真三さんはチェルノブイリに何度も足を運んで調べたことを報告していたが、、それは客観的ではないと長瀧は言ってた。
 この長崎大学名誉教授の長瀧重信教授は、あの山下俊一の親分です。
 
木村真三さんは放射線衛生学の専門家。ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」の番組で紹介され、原発事故直後に福島に入って汚染の状況を調べました。
朝日新聞プロメテウスの罠「第二章 研究者の辞表」でも紹介されています。
↓写真はエネシフ勉強会。去年6月21日。衆議院議員会館にて。
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ETV特集「シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告(2)ウクライナは訴える」の最後は
「さまざまな疾患の増加を指摘する現場の医師の観察はあるという一文は添えられたが、国際機関の合意として疾患の増加は科学的に確認されていないと結論づけた。
その上で20mシーベルトという基準は健康リスクは低く、十分にリスクは回避できる水準だと結論づけた。」と結んでいた。
 
未来のための安全と題されたウクライナ政府の報告書は役立てられていない。
被災地で起きるさまざまな病気と原発事故とは関連があるという訴えは国際機関にも日本政府にもいまだ受け入れらていない。
 
17日の日曜日に放送された「シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告(1)ベラルーシの苦悩」のなかで
ベラルーシの医師は安全な線量などないと言っています。
 
·         再放送のお知らせ
·         2013331日(日)午前050分※土曜日深夜
 
 
このETV特集をぜんぶ書き出しているサイトがありました。 
 
転記はご自由に、ということなので紹介します。