憲法99条

 
憲法99条
天皇または摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。
 
憲法99条にあるように、憲法の役割は権力を縛ることです。
それが立憲主義なのです。
 
国民の中から改憲の声の高まりのないときに、国会議員の安倍首相の方から改憲を主張することは憲法違反になるのに、こともあろうに、安倍首相はこの憲法99条も変えようとしています。
 
5月16日の衆議院憲法審査会で、この憲法99条についての議論が行われ、
自民党憲法尊重義務の対象を「国民」すべてに広げるように主張したそうです。
 
審査会で自民党の安岡興治氏は「憲法制定権者でもある国民も憲法を尊重するのは当然だ」と主張したそうです。
自民党憲法の意味、立憲主義をまるでわかっていない。
国民主権を忘れている。
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安倍首相は憲法96条を変え、憲法99条をも変え、日本国憲法をズタズタにし、立憲主義をも否定しようとしています。
 
権力は必ず人権を奪う。
だから権力にたがをかける。それが立憲主義で、それが憲法の役割なのです。
 
今、思い出す言葉は「想像力は権力を奪う」
考えるのをやめたら、想像することをやめたら、権力の思うままになってしまいます。
権力は、私たちが何も考えない方がいいのです。
その方が権力の思う通りにできるからです。
 
今、憲法の根幹が崩れそうになっているのです。
日本国憲法が変えられてしまったらどうなるか、どうか想像してみてください。
それが権力の暴走を止める力になるのです。