「川内原発・火山審査のここが問題」要点をまとめました。

川内原発・火山審査のここが問題」↓

上記のパンフレットを読んで、要点を書いてみました。
パブコメの参考にしてください
巨大噴火により火砕流原発を襲うおそれが解消されていない。
パンフレット前半部分です。一度に全部読むのは大変だから、分けて書きます。

川内原発周辺には巨大なカルデラ火山が林立する。
川内原発の周辺にはカルデラを形成するような巨大な火山が林立しています。阿蘇カルデラ、霧島周辺の加久藤・小林カルデラ錦江湾姶良(あいら)カルデラ、指宿周辺の阿多カルデラ、さらに南の海底にある鬼界カルデラです。これら巨大火山では、数万~十数万年おきに巨大噴火が発生しています。

川内原発から約 50 キロにある姶良ルデラは、桜島を含む錦江湾全体が一つの巨大な火山になっていますが、約 3 万年前に発生した巨大噴火では、数百度火砕流が、新幹線並みのスピードで約 80キロの遠方まで及び、南九州の動植物は全滅したといわれています。

九州電力火砕流の到達可能性を渋々認めたが、
巨大噴火による火砕流原発を襲うおそれが解消されていません。
川内原発の適合性審査を実施している原子力規制委員会の委員と原子力規制庁の職員の中に火山の専門家は一人もいないということです。
辻元議員が質問しています。

辻元清美議員からの 6 18 日付質問主意書で「火山影響評価ガイドの策定及び、
川内原子力発電所の新規制基準適合性審査にかかわる原子力規制委員会委員及び原子力
規制庁職員の中に、火山学者等火山に対して専門的知見をもったと認められる『火山の
専門家』はいない、ということで間違いないか」という質問に対し、6 27 日付政府
答弁書は、「原子力規制委員会の委員及び職員は、火山影響評価に係わる安全研究の推進、学術論文の収集等を通じて、火山に係わる国内外の知見の蓄積に努めているところである」と回答しています。専門家はいませんねという問いに対し、頑張って勉強していますというのはおかしな回答ですが、要はいないということです。
火山学者抜きの審査会合の場では、原発の運用期間中に巨大噴火が発生する可能性に
ついての検討はほとんどなく、九州電力の主張が素通り状態でした

火山学者抜きの審査会合の場では、原発の運用期間中に巨大噴火が発生する可能性についての検討ができるはずがありません。

東大地震研究所の中田節也教授は「カルデラ噴火は、日本では 1 万年から数万年に 1 回おきており、同じ場所で繰り返すのが特徴です。
姶良カルデラは前の噴火から約 3 万年、阿多カルデラも約 10 万年が経過しており、両カルデラのある錦江湾の地下にマグマがたまっているというのは火山学者の常識。
そろそろ何かの兆候があっても不思議はないと言っていますが、審査会は火山についてはほとんど無視しています。原発稼働中に噴火があるかどうかの判断はできないと専門家は言っています。

川内原発の運用期間中に、設計上対応不可能な火山事象である巨大噴火による火砕流原発を襲う可能性が十分に小さいとはいえません。原子力規制委員会は、火山影響評価ガイドに従い、川内原発を立地不適とすべきです。

再稼働に反対の理由はたくさんあります。
何度も思いつくまま、パブコメを送りましょう。
推進派もきっとたくさん送っていると思います。
川内原発が止まるほどパブコメを送りましょう。
 
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