戦争させない9条壊すな総がかり行動 2014.9.4

9月4日の「戦争させない・9条壊すな 総がかり行動」には5500人の参加がありました。
ブログの上半分は写真ばかりですが、後半にはちゃんと字も書いてありますので、読んでください。
このページの最後は、なかにし礼さんの詩があります。
最後までどうか読んでください。

18時開会で、5時過ぎに日比谷公園に着きました。
いつもは先頭あたりに並んでいるのに、今日はこのあたり。
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藤沢から12人の仲間と参加。
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17時半開門
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自治体議員立憲ネットワークの幟もたくさんたっている。
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18時開会 司会は講談師の神田香織さん
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開会のあいさつは山口二郎さん
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私たちの平和を大切にする、憲法を大切にする思いを訴え、世論をじわじわと変えていくのが私たちの闘いの方法。
安倍さんは戦争しようとは思ってないと言っているとんでもない学者がいる。
それは安倍政権の本音、本質を見失った錯覚。発言。
自民党改憲案を見ればわかる。それがわからない学者は情けない。
内閣改造があったけど、女性議員は、右派的な女性ばかり。
形ばかりの女性起用。
安倍政権の支持率はこれ以上はあがらない。
潮目は変わってきている。
来年の自民党総裁選の前に解散を打って出るのではないか。
そのときの最大の争点は憲法改正になるのではないか。
私たちは長い闘いだといって、疲れているわけにはいかない。
この集会が闘いの第一歩になる。

↓フォークシンガー小室等さん
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歌を一曲お届けします。
黒田三郎という詩人が書いた詩に曲をつけた。
黒田三郎 1929年生まれ
東南アジアで農園をやっていて、戦争では現地召集された。
戦後、命からがら帰ってきた。
「道」という詩。
戦争に負けるまでは天皇のため、お国のために命をささげるというたったひとつの道しかなかった。
それが戦争に負けて、道というのはひとつではないんじゃないかと思ったのではないかと思う。
今、道をひとつにしようというふうになってきている。

♪右に行くのも、左に行くのも、今は僕の自由である


↓作家雨宮処凛さん
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大学の奨学金の返済が今、困難な人が多い。
公的な奨学金がないので、卒業と同時に個人で500万、1000万の返済がのしかかってきて、それがブラック企業に繋がる。それも問題なのだが、「奨学金滞納者に防衛省で就業体験」という記事が昨日の東京新聞にでていた。
奨学金を滞納している貧困者に防衛省警察庁消防庁の仕事を紹介して、2年間のインターンを経験させてはどうか、経済同友会の人が発言している。
これはアメリカの経済的徴兵制が日本にもきていると思った。
こういうときに集団的自衛権の問題がでてくるのは不気味に感じる。
韓国の徴兵制を拒否して、フランスに亡命した22歳の男の子を日本に呼ぶ。
今日のデモも最後まで頑張りましょう。

司会から講談師に戻った神田香織さんが詩の朗読
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なかにし礼さんが、7月1日の集団的自衛権行使容認の閣議決定を受けて、7月10日の毎日新聞に書かれた、一気に書き上げたという「平和の申し子たちへ」という詩を紹介させていただきます。
平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう
二〇一四年七月一日火曜日
この日 日本の誇るべき
たった一つの宝物
平和憲法は粉砕された
つまり君たち若者もまた
圧殺されたのである
こんな憲法違反にたいして
最高裁はなんの文句も言わない
かくして君たちの日本は
その長い歴史の中の
どんな時代よりも禍々(まがまが)しい
暗黒時代へともどっていく
そしてまたあの
醜悪と愚劣 残酷と恐怖の
戦争が始まるだろう
ああ、若き友たちよ!
巨大な歯車がひとたびぐらっと
回りはじめたら最後
君もその中に巻き込まれる
いやがおうでも巻き込まれる
しかし君に戦う理由などあるのか
国のため? 大義のため?
そんなもののために
君は銃で人を狙えるのか
君は銃剣で人を刺せるのか
君は人々の上に爆弾を落とせるのか
若き友たちよ!
君は戦場に行ってはならない
なぜなら君は戦争にむいてないからだ
世界史上類例のない
六十九年間も平和がつづいた
理想の国に生まれたんだもの
平和しか知らないんだ
平和の申し子なんだ
平和こそが君の故郷であり
生活であり存在理由なんだ
平和ぼけ? なんとでも言わしておけ
戦争なんか真っ平ごめんだ
人殺しどころか喧嘩(けんか)もしたくない
たとえ国家といえども
俺の人生にかまわないでくれ
俺は臆病なんだ
俺は弱虫なんだ
卑怯者(ひきょうもの)? そうかもしれない
しかし俺は平和が好きなんだ
それのどこが悪い?
弱くあることも
勇気のいることなんだぜ
そう言って胸をはれば
なにか清々(すがすが)しい風が吹くじゃないか
怖(おそ)れるものはなにもない
愛する平和の申し子たちよ
この世に生まれ出た時
君は命の歓喜の産声をあげた
君の命よりも大切なものはない
生き抜かなければならない
死んではならない
が 殺してもいけない
だから今こそ!
もっともか弱きものとして
産声をあげる赤児のように
泣きながら抵抗を始めよう
泣きながら抵抗をしつづけるのだ
泣くことを一生やめてはならない
平和のために!


(戦争させない 9条こわすな総がかり行動のブログは続きます。)


ふじさわ・9条の会のHPにも「戦争させない・9条こわすな 総がかり行動」について動画も取り込んで掲載されています。そちらの方も見てください。