秘密保護法」廃止を求める9・10 情報保全諮問会議アピール行動

昨日は朝10時から官邸前でパブコメをいかし、「秘密保護法」廃止を求める9・10 情報保全諮問会議アピール行動がありました。
呼びかけは「秘密法廃止へ!実行委員会」

川内原発再稼働に規制委員会が許可を出す日で、川内原発再稼働に反対する行動と重なったため、こちらに来た人は少なかったです。
情報諮問会議が10日に決まったのは急なことだったそうで、原発再稼働合格を出す日と同じ日に諮問会議をぶつけて、国民の力を分散させる狙いだったのではないかと思います。
その狙い通りで、こちらに来た人は少なかった。
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       ↑「パブコメをいかし、秘密保護法の抜本的見直しを求める」

地下鉄の国会議事堂前から地上にあがったら、おまわりさんしかいない。主催者でもない藤沢からの私たち4人が最初に来たので、SPにもマスコミにも主催者と間違われ、挨拶された。
SPにまで挨拶されて、びっくり仰天した。

23,820件のパブコメがあったのにもかかわらず、この日、たった一日の諮問会議で、しかも非公開で決めようとすることへの抗議行動です。

この日、家に帰って、夕刊を見たら、政府は運用基準を5年後に見直すというが、根幹は変えていない。
NHKも来て、インタビューまでされたが、抗議行動の様子は夜7時のニュースでは放送されなかったが
9時のニュースウォッチ9では放送されたそうです。インタビューはボツになってたようです。
東京新聞毎日新聞北海道新聞しんぶん赤旗は取材にきたけど、朝日新聞は取材にもきていない。

↓この記者は東京新聞東京新聞は昨日の夕刊に写真いりでちゃんと載せてくれたようです。
参加者が少ないので、マスコミのカメラマンは遠慮会釈もなく、パチパチ写真を撮るので、私も撮り返した。
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↓この記者は毎日新聞。 毎日新聞をとってないので、ちゃんと報道してくれたかどうかはわからない。
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↓横断歩道の先にあるのが官邸。 そこで情報保全諮問会議が10時半から開かれた。
秘密保護法は、マスコミにもとても重要な影響がある。
愛知の板谷さんの作った「秘密保護法反対の歌」の歌詞に
「TPPも秘密、 原発も秘密、記者さえ知ることでない♪」というのがある。
マスコミはこんなに雁首そろえてパチパチやってるのに、なんでもっとしっかり報道しないのか。
朝日新聞はなんでこないのか!
自分たちの首を絞めることにもなる特定秘密保護法をもっとしっかり勉強して、報道しろ!
東京新聞以外も、しっかり報道しないから、この法律が政権の思うように国民の権利をじわじわ侵していくことになる。
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10時より集会が始まった。
「秘密保護法廃止へ!実行委員会」の前田さん                               
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急な呼びかけにもかかわらずお集まりいただきましてありがとうございます。
今日(10日)10時半から第三回情報保存諮問回が行われるという情報が入ってきたので、情報諮問会議で、私たちの出したパブコメをいかして議論してほしい、秘密保護法の抜本的な見直し、施行の廃止を求める。議論を尽くせばつくすほど、そのような結論になる。
それを求めていく。そのための今日の行動です。

当初、明日11日に、パブコメを公表してきちんと議論してほしいという要望を内閣府にもっていく予定だったのに、今日(10日)情報保全会議が開かれるということを知り、
当初17日に予定していた院内集会を昨日し、そして今日の呼びかけになった。

情報保全諮問会議は丁寧に検討しろ!
情報保全諮問会議は十分な時間をかけてパブリックコメントを検討しろ!
情報保全諮問会議は個々の意見を尊重して議論しろ!
政府はパブリックコメントの結果を詳細に公開しろ!
政府はパブリックコメントの内容を具体的に公開しろ!
政府は個別の意見に誠意を持って答えろ!
政府は情報保全諮問会議を公開で行え!
政府は情報保全諮問会議を市民や報道機関に公開しろ!
政府は情報保全諮問会議をテレビやネットで中継しろ!
政府は情報保全諮問会議の議事録を公開しろ!
憲法自由権規約違反の秘密保護法を廃止しろ!
秘密保護法の施行はやめろ!
知る権利、言論報道の自由を侵すな!
この国の主権者は私たちだ!
戦争への道に繋がる特定秘密保護法反対!
戦争する国づくり反対!

↓杉原さん                            ↓NHK
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これまでの経過報告。
情報保全諮問会議を公開してほしいと再三、お願いしているのですが、相変わらず首相官邸で非公開で、会議が行われている。
今日は六本木で、再稼働に向けた合格点を出すという規制委員会の前でも多くの人たちが抗議活動をしている。
政府は、原発の問題などさまざな問題、政府が隠したいと思う問題、主権者に知らせたくないことを示威的に隠せる本当にひどい秘密保護法の施行に向けて着々と進めている。

情報諮問会議の前に申し入れ、記者会見、院内集会という形で三日連続行動している。
内閣府は、政府にあてた要請の窓口。
安倍首相、松島大臣、情報諮問会議の渡邉座長の三者あてに要請書を提出したが、内閣官房秘密保護法施行準備室の東さんと何度もやりとりして、受け取りだけでもいいといっても、多忙であるとかいろいろな理由をつけて直接の受け取りは拒否された。
仕方がないから内閣府の窓口に提出しますので、ちゃんと検討してくださいと言って約束したのに、提出に行ったら内閣府にはいれない。
守衛さんがでてきて、守衛さんが受け取るというひどい対応だった。
電話しても多忙だから電話にさえ出れない。

事務局は、私たち主権者の声を聞く気があるのかどうか疑わしい。
今の政権を象徴するような対応だった。
昨日は、秘密保護法の抜本的な直しを求める院内集会をした。
予定通り、今日、非公開で諮問会議が行われることに強い抗議をしたい。
パブコメは23820通。非常に厖大な数。
(1) 総数 23,820通
(2) 内訳
(提出先)
施行令案宛:10,998通、運用基準案宛:10,084通、組織令改正案宛:2,738通
(提出方法)
e-Gov:19,668通、電子メール:803通、FAX:2,212通、郵送:1,137通
川内原発パブコメを超えて、多くの方が秘密保護法の施行に懸念をもっている。
これをひとつひとつ検討すれば、今日の諮問会議になるわけがない。
あくまでひとりひとりが出した貴重でかつ重要なパブコメなのだから、内容をぜんぶ公開してほしい。

詳細な全容の公開を求める。
5回でも10回でも公開の場でパブコメの内容をしっかり検討し、問題点をあきらかに、抜本的な法律の見直しに取り組んでほしい。
この法律は憲法違反であり、国連の自由権規約違反であり、もう一度廃止して、見直さなければならないという結論になることは明らか。
今日の抗議行動、アピール行動は重要。
 
法学セミナーに弁護士の清水勉さんが文章を書かれている。
どんな議論があったか、など詳細に書かれており、参考になるのだが、この会議の非公開はやむをえないと書いてあるのが気になる。
あとで記録を残せばいいと書いてあるが、それは問題だと思う。
 
今日の情報諮問会議は私たちが出したパブコメをどうするかが、問題なのだから、秘密にすることではない。
堂々と公開の場で、傍聴も認めて、議論するべき。You tubeで中継してみんなが見れるようにしてほしい。
 
多くの人がこの法律の施行を待ってほしいと思っていることは確かなので、それを力にして頑張っていきたい。


                        ↓海渡弁護士               ↓NHK
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秘密保護法のパブリックコメントは非常に重要なので、みんな書きましょうと各方面にお願いした。当初はあまりでてないというので心配していましたが、24000通も出た。
普通は1000も出ない。数百のことが多い。
これまで読んだこともない運用基準 政令とかに格闘しなから、これだけの数が出た。
内容も豊かではないかと思う。
 
7月に第二回情報保全諮問会議が開かれたが二回の議事録は公開されていない。
情報公開請求したら、名前ぬきの議事録が見れた。
そこでは、パブコメは重要だという発言が何人もの委員会から出ている。
きちんと応答すべきだと語られている。
 
その本番が今日やられている。一体どれだけの時間をかけて、どれだけ丁寧にされているのか。私たちは見たいが、みれない。
情報公開請求しないと見れない。非常に怒りを感じる。
こんなに重要な問題ということで、24000通もの意見が出されているのに公開されないのは問題である。
 
パブコメの内容はちゃんと公開してほしいと、内閣情報調査室に秘密保護法対策弁護団として、申し入れをした。事前のアポをとっていたので、係員はでてきたが、中にいれて会議室でいれてほしいと言ったのに、守衛所の隣で、立ったままの議論だった。
 
この法律の根本的な問題はどこにあるのか。
政府は嘘をつく。戦争をやるとき、原発事故が起きたときに嘘をつく。
現実に嘘をつかれた。

日本が戦前に戦争が始めたとき、満州事変を始めたときの柳条湖事件関東軍やったことなのに、それを戦争が終わるまで隠された。
これは中国がしかけた事件だと日本国民はすりこまれた。
日本の近代史の中で、起こっていた。
こういうことが秘密にされるのだ。

原発事故が起きたときもメルトダウンが起きていたのに、秘密にされた。
使用済み燃料プールが燃えるかもしれないという危機が迫っていたことも隠された。
スピーデイの情報も隠されたので、浪江町飯館村の人たちが多くの被曝をうけた。
原発の現地の人よりも多くの被曝をうけた。
それは正確な情報が開示されなかったから。

法律そのものに反対であるが、作るにしても、政府自身の違法行為を秘密にしていないいけないということを第一条に書くべき。それが書かれていない。

内部通報制度も作ったと言っているけど、、政府の違法行為を秘密にしてはいけないことの規範が欠けているから、
違法なことが秘密にされている、ということから内部通報ができるのに、それができない。

こういうことを審議する独立公文書管理監を設けたと言っているが、それは警察庁、外務省、防衛省の官僚を集めて作っている。
完全に内部組織でできているのに、独立公文書管理監だという名前をつけている。
制度組織も完全に間違っている。独立していない制度。
 
モートンハルペリンさんも英語で書いたパブコメを出してくれた。(日本語に翻訳した)
 国際社会からの抗議に答えて、今日は真剣に有識者は議論してほしい。、
 
お知らせが二つ。 
9月19日に日弁連モートンハルペリンさんを呼んで
参議院議員会館の一階講堂。
シンポジウム「秘密保護法と国民の知る権利について」
15時半~17時
そのあと、ハルペリンさんは沖縄密約にも関わった方で、今回沖縄からの帰りで、沖縄返還当事者から見るという講演がある。17時15分~18時45分
 
ザシークレットガーデン ミュージカル
嘘の中にある真実
中野区立野方区民ホールWIZにて
10月22日~10月26日
4600円。
法律が現実になって一号事件で逮捕された人の裁判。法廷シーンがほとんど。
私たちが見たくない近未来。そのなかで人々はどう戦えるのだろうか。
 
秘密保護法反対は集団的自衛権反対とセットで闘いたい。

10月8日は日比谷野音日弁連主催の集団的自衛権反対集会があります。
秘密保護法についても話される。
 
この法律は廃止するしかない。
廃止しないとしても根本的なところは改めるしかない。

10時半を過ぎたので官邸に向かってシュプレヒコール
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情報隠すな!
秘密を作るな!
自由を縛るな!
パブコメ公開!
全面公開! 会議も公開!
すべてを知らせよ!
秘密法反対
秘密法廃止!
戦争反対!
原発やめろ!


「秘密保護法廃止をめざす藤沢の会」からのスピーチ↓
藤沢は頑張っています。私たちの幟をみて、参加者のひとりが「藤沢は頑張ってますね。パブコメを書くとき、参考にしました」と言ってもらいました。
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みなさん頑張りましょう・
ふたつのことをいいたい。
ひとつはパブリックコメントを公開しよう。
どうしてそんなことをいうか。
弁護団が安心して活動しようと言ってくれてるから、私たちは頑張って活動している。
今回のパブコメは、普通のパブコメと違って、
秘密保護法に関わるパブコメだから、審議する人たちは、今まで以上に公開すべき。
当然でしょう。
今までのように隠していくということは、まさに秘密保護法がどんなものかということを証明しているようなもの。
私たちはパブコメは公開の中で審議させるべきだと思っている。
 
私たちはでたらめに秘密保護法に反対だから、というだけでパブコメをやっているかとうのではない。
最初は何を書けばいいのか。
三つにわけて書くの
三つの分け方はどこからくるの?

藤沢の会は、パソコンでいろいろ情報を流した。
私たちは勉強しました
海渡双葉さんを呼んで、勉強して、パブリックコメントに出した。
座して、ただパブコを書いたのではない。
それぞれの立場で、それぞれの地域で、難しいのこのパブコメに対して勉強してやってるのだ。
だからそれに対して公開するべきだ。
 
二つ目は、私たちはこれだけで我慢するのではなく、
12月に施行されるかもしれない秘密保護法に抗議すべく準備している。
12月7日に、秘密保護法、集団的自衛権戦争に繋がっていきそうな法律に抗議していく。
個別に地域でチラシまきなど活動している人たちに呼びかけて、それらの人たちも含めた大行動を考えている。
 
みなさんも地域で、この国会にくるだけではなく、地域に帰って、パブリックコメントを公開しない怒りを地域の人たちと共有する運動を広げていってほしい。

秘密保護法廃止をめざす藤沢の会のHP↓

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斎藤さんの発言を受けて、実行委員会からも 「東京から地方に伝えていく。
地方でもできることからやっていき、声をあげていく。全国でネットワークを広げていくということをやっている。」という発言がありました。

このほか4月にジュネーブ特定秘密保護法について自由権規約委員会で報告した秘密保護法対策弁護団の小川さん や民報労連、秘密保護法廃止へ!実行委員の事務局の久保さんからの発言がありました。

最後に秘密保護法廃止へ!実行委員会からまとめの発言。
諮問会議はこれほど早いとは思ってなかった。
突如、9月10日に決まった。
安倍政権は、秘密保護法廃止を求める運動を恐れている。
パブコメの結果に恐怖感を持っている。
秘密保護法に対する批判的な意見が多数寄せられたことに恐れをもった。
安倍政権は、パブコメの結果を公表しないで、諮問会議を開き、施行への道に踏み切った。
安倍政権に暴走に対して、私たちは3日間にわたる行動をした。
内閣府の申し入れ。
昨日の院内集会。
本日の行動。パブコメを生かし、秘密保護法の抜本的見直しを求める行動

今日の情報保全諮問会議の結論がどうなっても、今後も情報保全諮問会議に、パブコメ結果を詳しく市民に知らせるべきだ、安倍政権は、パブコメの意見を生かして、秘密保護法の抜本的見直しを行うべきだということを
今後とも訴えていきた。

秘密保護法廃止運動は安倍政権と互角に闘っているとう確信をもっている。
安倍政権は反対運動を展開する時間を与えないために急きょ諮問会議を10日に設定した。

今後とも秘密保護法廃止を求める運動を続けていく。、
国会開会日における秘密保護法廃止を求める闘い
6の日行動を今後ともおこないなら、秘密保護法廃止への戦いを強めていきたい。

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今日の参加者は20人にも満たないほど少なかった。
こんなことでは秘密保護法廃止の声は届かない。
戦争への道につながる秘密保護法は、原発集団的自衛権と同じく、みんなで力を合わせて声をあげていかないといけない大きな問題です。
久しぶりにかけたこのプラカード。↓みなさん、このプラカードを持って集まりましょう。
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パブコメを丁寧に検討しろ!
十分な時間をかけてパブコメを検討しろ!
個々の意見を尊重して議論しろ!
パブコメの結果を詳細に公開しろ
パブコメの内容を具体的に公開しろ
個別の意見に誠意を持って答えよ
情報保全諮問会議を公開で行え!
市民や報道機関に公開しろ!
テレビやネットで中継しろ!
議事録を公開しろ!
憲法自由権規約違反の秘密保護法を廃止しろ
知る権利、言論表現の自由を侵すな!
この国の主権者は私たちだ!
戦争のみちに繋がる特定秘密保護法反対!
戦争する国づくり反対!
秘密保護法廃止しろ

これからも呼びかけていきますので、よろしくお願いします。

この日の行動について、秘密保護法廃止をめざす藤沢の会のHPには動画も交えて詳しく載せてありますので、そちらも見てください。