リレートーク(3)三木由希子さ ん高田健さん 10・8日比谷野音大集会&パレード

リレートークの三回目です。字数制限で分けて載せています。
 
宮﨑 礼壹さん (元内閣法制局長官法制大学法科大学院教授 )と上野千鶴子さんのトーク
 
青井未帆さん中野晃一さんのトークhttp://blogs.yahoo.co.jp/mknony0623/19454905.html
 
 
三回目は三木由希子さんと高田健さんです。
 
三木由希子さん
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おそらくここにお招きをいただいた大きな理由のひとつは特定秘密保護法という問題であると思う。
私たちはずっと情報公開の問題をやってきている。
私たちが活動を始めたのは34年前のこと。
政府が持っている情報に対して私たちは権利をもっていないというところから活動が
スタートした。
背景のひとつは政府や企業が何か問題を起こしても、結果を受け止めるのは実は私たちという問題。
スタートは薬害の問題。
私は34年前は小さな子どもだった。その場にはいませんでした。
被害者を救済するのにすら政府から情報がとれなくて、救済ができなかった。
私たちは政府に対してもっと情報の権利をもつべきだことから活動がスタートした。
 
今回、集団的自衛権の問題がでてきて、また当時の昔話を思い出した。
集団的自衛権を行使するこを決めていく人、その結果を背負うことになる人、というのは別の人。
集団的自衛権の問題を現実化すると、それは戦地に行くのは決めた人たちではない。
戦争にもし巻き込まれたとき、多くの影響を受けるのはこれも決めた人ではない。
私たちひとりひとりです。
私たちは政府にや政治に対してきちんと意見をいい、自分たちの権利をもっと主張していくべき。
私たちは平和に生きていきたい、そういう風に願っていることをそのことをもと言うべきである。
そのことを情報公開の問題のスタートを振り返って思うのです。
 
集団的自衛権の議論をみていてひとつ感じたことがある。
それは政府や政治はとても弱くなっているのではないかということ。
集団的自衛権の問題をめぐては多くの人が反対の意見をいい、さまざな問題てを指摘し、多くの人が議論をしたいと願っていた。
 
しかし現実に起こっていることは、集団的自衛権私的懇談会でいうお友達同士で議論を行い、最大的多数という与党の力をもって押し切っていく。
つまり、やっていることは決められる政治であるという一方で、多様な意見、異なる意見との対話ができていないという、実はとても弱い政府や政治になっているということを強く感じた。
私たちはもっと、もっと多様な意見や多様な考え方を受け止められるそういう政治や政府であってほしいという風に多くの人が願っていると考える。
 
そういうなかで、さきごろ国会のなかで、集団的自衛権の行使の根拠は特定秘密となりうるという答弁が出たという報道を目にした。
実際に安全保障の問題は、私たちの知らないところでいろんなことが決まっています。
ある方がこういった。
安全保障の問題は秘密が多いのはあたりまえ。ここでは失敗が許されないので、何もなかった、秘密の中でやったことによって何も起こらなかったということが成果なのだ。と。
 
知らないところでこっそり平和を安全を守っているということが。それが安全保障の分野に関わっている人たちのメンタリテーなのだと強く感じた。
 
こっそり平和を守っているというのを私たちが望んでいることか。
 
私たちが平和を作っていくこためには、単に結果的に平和だからあいいのでしょうではなく、
平和を獲得するためにひとりひとりができることをする。
平和を獲得するために私たちは社会を作っていくことがとても大事だと思う。。
そのとき、何も知らされなくて、結果、よかったでしょう、というのは社会を強くしないと思う。 
私自身は、平和はそんなに簡単なものではないと思ってる。
9条があるから平和になるいいとは思ってはいない。
むしろ悩みながら、格闘しながら、みんなで獲得していくものあるべきだ。
そこに多くの人がいろんな意見をいい、参加していくそういう社会であってほしい。
その中で特定秘密保護法はとても邪魔な存在になる。
 
情報公開の問題にずっとにかかわってきた。
情報公開を求める理由はひとつ。
私たちは知って自分たちで判断していきたい。そのことに尽きる。
そのことが私たちが本当に望む社会をつくっていく、という風に考えている。
これからみなさんで、ひとりひとりが声をあげながら、社会を作っていく、
そういうことをやっていきたい。
みなさん、頑張りましょう。
 
高田健さん
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今日、日米防衛協力のための指針の見直しに関する中間報告が出たそうです。
私たちの実行委員会は、この中間報告が出た時期に、首相官邸前で緊急の抗議行動を起こすことを一か月前から呼びかけていた。
日米ガイドラインの見直しに関する中間報告は、大変な危険なものだという認識から抗議行動を呼びかけてきたのですが、
まったく今日の行動とかちあったので、数日前に急きょインターネットその他で官邸前の行動を中止して、すべて私たちの力を日弁連のみなさんの行動に参加することで意思を示そうという呼びかけてしてきた。
その呼びかけに答えてで来てくださった方もいると思います。
ありがとうございます。
 
日米ガイドラインの中間報告が今日でるかどうか、一日中、さまざな動揺があったそうです。出ないという報道もあった。
私は会場にくるときは出ないと思っていたが、最後にどうやら出た。
これは日米両国政府の間だけでなく、与党の間、各省庁の間でも、ガイドラインに対するいろんな矛盾があったというのを聞いている。
 このことを考えると、もうひとつ思い出すことがある。
今年の7月1日集団的自衛権閣議決定に際して安倍内閣は、
多くの人たちがこれに反対したのにもかかわらず、今、一刻も早く急いで集団的自衛権見直しをやらなければない、急いで閣議決定をやらなければならないという大変な情勢だと言いながら、次の日には逃げ出し、
臨時国会でも審議しない、
統一選挙が終わってからすると言い出す事態。
ガイドラインでも動揺し、いろいろ迷ったことと、
閣議決定のあと、これだけの時間をいつのまにか置いてしまったこと。
 私はその背景に世論があり、運動があったと確信している。
 
安倍内閣は私たちをなめているかもしれません。
6月30日、7月1日の首相官邸前に集まったあれだけの多くの力は半年もすれば治まるからもしれない。
あるいは大多数の世論が集団的自衛権集団的自衛権に反対する大多数の世論も半年くらいおけば治まるかもしれない。
安倍内閣は恐れてそう思ったに違いないと思います。
あながち間違いではないと思う。
そのことがガイドラインのあれやこれやに出ているし、一連の戦争法制の来年の審議ということにも出ていると思う。
 
私たちはこの4月以来、多くの団体が集まって、集団的自衛権対する行動をおこしてきた。
安倍内閣国会で圧倒的多数の議席を持っている以上、これをうちやぶるには世論の力以外にない。民衆の運動の力以外にないと確信をしたからです。
 
今日のこの集会が一連の集会がさまざな多くの団体の人たちがが手をつないで共同行動をおこしていること、総がかり行動とも呼んでいるこうした行動がこの歴史的に重要な平和憲法の危機を前にして 全国で起こりはじめている。
このことが非常に重要だと思う。
 
こうした総がかり行動を私たちがやりとげることを、安倍さんが一番恐れる政府が一番恐れる世論と民衆の力というものを私たちは示して、
安倍内閣の支持率をさらにさらにおとし、
安倍内閣を危機に陥れいれ、これを打ち倒していう運動を作る以外にない。
 
一連の運動のなかで多くのみなさんから私自身は確信をもたせてもらったし、みなさんもそうでしょう。
今日は日弁連のみなんさんといっしょに最後までデモ行進をやりぬきましょう。
   
11月、あるいは安倍さんが静まると思っている来年の一連の重要な闘争を全国のみなさんといっしょに集団的自衛権行使容認を絶対に認めない、この国を戦争するにすることに絶対にみとめない もう一度そういう闘いをいっしょにやっていきたいと思っています。
団結して、共同の輪をできるだけ広げてともに頑張りたい。
 
(拍手・拍手) 
 
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デモ行進は次に続きます。→http://blogs.yahoo.co.jp/mknony0623/19455989.html