2015年の仕事はじめパブコメ2件 その2は高浜原発再稼働について

高浜原発再稼働を認める「審査書案」にノーを!
締め切りは1月16日
急ぎましょう!
 
GREENPEACEのサイト↓
 
原子力規制を監視する市民の会 
上↑からパブコメのタネをダウンロードできます。
 
意見提出はここから↓
 
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昨日と今日私が送信したパブコメです。
 
審査全体に関わる項目
意見:
高浜原発再稼働に反対です。
 福島事故の進行過程についての調査・検証がまだなされていない。その故に、現行の原発の構造上の弱点が、洗い出されていない。したがって、現状において、信頼性ある規制基準・防災対策・危機管理対策等が十分かを判断できない。
 
国は福島原発事故の調査、検証を終えてから、再稼働を考えるべきである。
原発は1年以上動いていない。
原発のない暮らしが1年以上続いているが電力は足りている。
国民は困っていない。
困っているのは原発を動かさないとお金が儲からない会社関係だけである。
 
お金より国民の命優先の政策をしてください。
 
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審査全体に関わる項目
意見:
高浜原発再稼働に反対です。
関電は高浜原発の再稼働時にプルサーマル運転を実施するつもりでいるが、審査書案では、プルサーマル運転の危険性について十分考慮されていません。
ウランを燃やそうとした原子炉でプルトニウムを燃やすこと自体、やってはいけないことである。
プルトニウムは、ウランに比べれば20万倍も放射線の毒性が強い物質だから、事故が起きたときの被害ははかりしれない。
 
MOX燃料を用いた後に生じる使用済MOX燃料は、再処理ができず、冷却に非常に長い時間がかかります。搬出のめどはなく、地元に長期間留め置かれることになります。その意味でも、プルサーマル運転を認めるべきではありません。

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5日に送信したパブコメ
審査全体に関わる項目
意見:
関電は高浜原発の再稼働時にプルサーマル運転を実施するつもりでいるが、審査書案では、プルサーマル運転の危険性について十分考慮されていません。
ウランを燃やそうとした原子炉でプルトニウムを燃やすこと自体、やってはいけないことである。
プルトニウムは、ウランに比べれば20万倍も放射線の毒性が強い物質だから、事故が起きたときの被害ははかりしれない。
 
MOX燃料を用いた後に生じる使用済MOX燃料は、再処理ができず、冷却に非常に長い時間がかかります。搬出のめどはなく、地元に長期間留め置かれることになります。その意味でも、プルサーマル運転を認めるべきではありません。
 
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6日に送信したパブコメ3件
重大事故対策について
意見
 
航空機落下等について 川内原発の安全審査の際、審査書案は、航空機落下確率が低いことから、設計上考慮する必要はないとしているが、川内原発に限らず、高浜原発でもすべての原発について、意図的な突入や爆撃などを含めて考慮すべきである。
 
福島原発事故から日本の原発の弱点、盲点が世界にさらされました。
原発がテロに狙われる可能性があるということは誰しも認めるところです。
もし使用済み核燃料プールに飛行機で突っ込まれて、プールの水がなくなってしまったら、一気に放射能は拡散して、住民の命が危険にさらされます。
 
欧州ストレステストについて「欧州議会緑の党/欧州自由連合会派の委託による評価報告」には、「福島原発事故から得られる最も単純な、しかし最も重要な教訓は、原子力事故は現実に起きるということ、しかも先進工業国でも起きるということである。」と書いてあります。
 
それを日本が学んでいない。日本が福島原発事故からその教訓を得ていないということは恥ずかしいことである。
 
そして、欧州原子力安全規制グループ(ENSREG)のストレステストにも航空機事故は含まれていないが、航空機が原子力発電所に墜落するかもしれないという事実は、その原因とはまったく無関係であり、テロリストが関係しなくとも起きる可能性があある。この問題は致命的なシナリオにつながり得る安全性の問題であり、ENSREG にはこれを扱うべきなのは明らかであると、欧州議会緑の党/欧州自由連合会派の委託による評価報告には書いてあります。
 
原発事故を体験した日本はあらゆる事故を想定するべきである。
 
川内原発の審査の際、安全を保証するものではないと田中委員長が言っていますが、事故の可能性があるとわかっているところの対策もせずに、再稼働ありきの審査は信用できません。
高浜原発再稼働に反対します。
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重大事故対策について
意見
フィルタ付ベントや免震重要棟が設置されていません。必要な安全装置や施設なしに再稼働を認めることはできません。
 
福島第一原発事故に全く学んでいません。
福島第一原発事故では、フィルターつきベントがなかったためベントによって大量の放射能が放出されてしまいました。
その事故の検証を真剣にすれば、再稼働を安易に行うことはできないはずで、しかもフィルターつきベントを備えずに再稼働はありえません。
原子力規制委員会の田中委員長が、原発の安全を保証するものではないと言われたけど、十分な安全装置も備えずして、安全なわけがない。
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重大事故対策について<P365412
意見
 
まず、あちこちの原発の安全審査をして、再稼働をしようとしていますが、最悪の原発事故となった福島第一原発事故の究明もまだなされず、3年たってから大量の放射能の拡散が事故後2週間も続いていたことがわかったり、メルトダウンした燃料がどこに落ちたのか、格納容器がどのように破損しているかもわからない状況で、今、政府がやるべきことは事故原因の究明、そこから事故対策、汚染水漏れを止めること、放射能で汚染された土壌の処理などで、科学と技術と叡智はそちらに向けられるべきです。
 
高浜原発の審査についても汚染水事故対策がなされていません。
福島原発事故後、格納容器から漏れ出している汚染水は今も漏れ続け、海に流されています。
6日目ごとに5億ベクレルほどのトリチウムが海に放出され、汚染し続けているということです。
汚染水発生の原因は、格納容器下部の破損による原子炉冷却水の流出にあります。
これに建屋に入り込んだ地下水が混ざり、大量の汚染水となり、施設外への大量の放射能放出に至っています。
 
適合性審査では、福島第一原発で現に起きている汚染水事故…格納容器下部が破損して冷却水が漏れ、汚染水となって外部に放射能が大量に拡散している…について検討しておらず、防止策もとられていません。これは、格納容器が破損した場合でも、放射能の大量の拡散を防止する策を講ずるよう要求する新規制基準にも違反します。 

1年以上も原発が一基も動いていないのに、電力が足りていることが証明されました。
そのことがわかった以上、審査も不十分なまま原発を再稼働することに反対します。
やるべきことは福島原発事故の検証であり、処理であり、補償です。

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7日に送信したパブコメ
高浜原発再稼働に反対します。
理由
福島原発事故の検証が不十分です。
津波の前に地震により機器が破損した可能性についても検証が不十分である。
また、今頃になって、3号機ではこれまでより早く燃料が融けだし、大部分が原子炉から格納容器に溶け落ちたとする新たな解析結果がまとまり、今後の燃料の取り出しがより難しくなるおそれもあるとして詳しく調べるという。
3号機では、バッテリーで動いていたHPCIと呼ばれる緊急用の原子炉の冷却装置を事故の二日後に運転員が手動で停止したことが原子炉の冷却の遅れにつながったとこれまでの調査で言われてきたが、手動で停止するよりも5時間あまり早く、冷却装置は機能を失ったことがわかった。
その原因が何であるのか、という検証はこれからである。
このように、福島原発事故の全容解明には、まだまだ時間がかかる。
このような事故を二度と起こさないためには、原発を止めて、命を守る方法から考えるべきである。
福島では、多くの住民が無駄な被曝をしてしまった。
科学的なもの、技術的なことの検証より先にすることは命を守る方法を考えることである。
スピーディの利用の仕方を徹底し、避難のシミュレーションも出し、避難路を確保することである。
それを後回しにするような審査は、決して信用できるものではない。
世界一安全な基準であるわけがない。
高浜原発再稼働に反対します。
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8日
地震動想定について<P1618
意見
 
高浜原発の再稼働に反対します。
地震動想定が不十分だから。
 
基準地震動は約4倍の規模にすべきである。
断層モデルについて、日本の地震の特性を考慮すれば関電が設定した基準地震動よりも約4倍の規模のものを想定しなければならない。
震源を特定して策定する地震動について、関電は、強震動予測手法(レシピ)を用いた評価を行い、基準地震動を設定している。
しかしレシピは、世界的な地震の平均像を求める手法であり、そこで用いられている経験式(入倉・三宅式)では日本の地震の特性が考慮されていません。
日本の地震の特性に基づく経験式(武村式)を用いた場合、レシピの4倍程度の地震規模になる。
 
田中委員長は、川内原発の審査の際、それは安全審査ではないと言っていたが、今回も同じであると思う。そのことをしっかりと今回も総理をはじめ、官邸に知らせるべきである。
まだ世界一厳しい基準だと言っていた人がいるが、安全な原発などないのであって、地震国日本では、いつ東日本大震災のような想定もしなかったような地震が起きるかもわからない。
このような審査では、高浜原発の再稼働は認められない。

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10日のパブコメ
原子力防災計画の不備について
意見:
米国では、原子力防災計画の策定が許可要件に含まれており、米国原子力規制委員会による審査を受けます。許可が下りないと原発の運転ができません。
 
高浜原発川内原発で指摘したのと同じく、重大事故を想定した避難計画を含む原子力防災計画が適切で実効性のあるものかどうかを確認する法的な手続きがなく、適合性審査においても検討の対象となっていないのは重大な欠陥である。
 
福井県京都府の避難先となっている兵庫県内の避難所について、兵庫県 41 市町の内、
24 市町で、土砂災害等の危険区域に設定されたままである。
避難所が危険区域にあることは、改正された災害対策基本法及び原子力災害対策特別措置法に抵触する。避難計画は違法状態である。
 
高浜原発の避難計画は、他にも風向きが考慮されていない、スクリーニングの場所が高浜原発から 10 キロ以内にも設定されているなど機能が果たせない、避難先に十分なスペースが確保されていない、地震津波との複合災害が考慮されていない、放射能 30 キロ以遠に及ぶ可能性が考慮されていない、ヨウ素剤の配布が不十分等々の問題があり、実効性に乏しいものですが、これをチェックするシステムがなく、審査書案も全く触れていません。
 
原発事故は起きるかもしれないと考えた避難計画でないと万が一の事故の時に役にたたない。
原子力発電所に対する欧州「ストレステスト」について欧州議会緑の党/欧州自由連合会派の委託による評価報告では、「福島原発事故から得られる最も単純な、しかし最も重要な教訓は、原子力事故は現実に起きるということ、しかも先進工業国でも起きるということである。」と書いてあります。
福島原発事故を起こした日本がどうして、原発事故は起きるという現実をとらえて真剣に避難計画を考えないのか。まだ原発事故は起こらないと考えている人たちが原発を動かそうとしているのか。いい加減に目をさますべきである。
福島原発事故では無用な被曝した住民がたくさんいたことを反省すべきである。

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11日のパブコメ

重大事故対策について
 
意見
高浜原発再稼働に反対します。
理由のひとつがコアがキャッチャーがない。
 
現在のヨーロッパの最新型原子炉は、格納容器を2重にし、尚且つコアキャッチャーという物を備える構造となっています。
シビアアクシデントなどあり得ない事を前提にした福島第一原発では、メルトダウン炉心溶融)した核燃料は、圧力容器、格納容器を突き破り、現在どこまで潜って行っているのか不明です。
そして汚染された冷却水は外部に漏れ続けています。
 
福島原発事故からの教訓は、原発事故は起きるということです。
原発事故が起きた事実をまだ原発推進派の人たちは受け入れてないとしか思えない。
原子力規制委員会が、コアキャッチャーのない原子炉を安全だと保証できるわけがない。
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コアキャッチャーとは
 
欧米の原子炉にはコアキャッチャーというもの(↑を読んでください)を備え付けるのが義務となっているそうです。日本の原子炉はコアキャッチャーを備え付ける義務のない国に輸出しているそうです。
それだけでもとんでもないことです。
原子力発電所に対する欧州「ストレステストについて、
欧州議会緑の党/欧州自由連合会派の委託による評価報告」の出だしには次のように書かれています。 
福島原発事故から得られる最も単純な、しかし最も重要な教訓は、原子力事故は現実に起きるということ、しかも先進工業国でも起きるということである。>
それなのに、日本はまだこの事故から何も学んでいない。
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12日のパブコメ
水素爆轟(ばくごう)の危険性<P203214>について
 
意見
新規制基準は、重大事故時に水素が発生しても衝撃波をともなう強烈な爆発である爆轟(ばくごう)が生じることがないよう、水素濃度が 13%以上になることを禁じています。水素発生量の不確かさを厳しく考慮すると、水素濃度が 13%を超え、審査基準不適合が明らかです。
高浜原発ジルコニウムの反応量 100%(川内原発と同じ)を想定すると、水素濃度が約14.8%になり、爆轟判断基準を満足しません。
 
高浜原発再稼働に反対です。
福島原発事故はたくさんの想定外がありました。
電源喪失などないからそのような対策は必要ないとまで政府は言っていました。
考えられることはすべて対策してから、再稼働の判断をすべきです。
 
1年以上原発は一基も動いていないのに電気は足りています。
この中途半端は審査で原発を動かそうとするのは企業の利益しか考えてないことは明らかです。
再生可能エネルギーの促進に力を入れるべきです。
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14日のパブコメ
審査全般について
意見

高浜原発再稼働に反対します。

去年8月、伊方原子力発電所で、火災の煙を感知する装置が故障したトラブルについて 、四国電力は落雷が原因だと断定したそうです。
何が原因で故障や事故が起きるかわからないのです。
地震列島、火山列島というだけでも原発には危険な日本なのに、それに落雷、そしてテロを考えたら対策をしてもしきれない。
それなのに、対策できるフィルターつきベントは備えてない、コアキャッチャーも備えてない。
まだ原発事故は起きない、あんな大地震は起きないと考えての形だけの対策であり、規制委員会の審査です。

電気が足りてないというのならまだしも、1年以上原発が一基も動いていないのに電気は足りている今、原発を動かす理由はない。

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審査全般について
意見

高浜原発再稼働に反対します。

福島第一原発では、複合的な要因で制御不能に陥りました。
原発では制御不能の危険性が本質的に伴います。
新基準でも、田中委員長は安全を保証するものではないと言っていますが、田中委員長はそのことを政府。自治体にはっきり言うべきです。
過酷事故が100%発生しないというのが証明されず、安全工学的にはゼロというのはないのが常識であり、安全な原発はないのですから、もしどうしても原発を動かしたいなら、考えうる対策は完璧にすべきです。

それなのに事故対策が完璧でないうえ、高浜原発での“広域避難計画”には、規制委は関知しないというではありませんか。川内原発の審査でも避難は自治体に丸投げでした。
再稼働だけ政府が決め、避難は自治体に丸投げでは片手落ちというものです。

また、このパブコメでは「川内原発といと同様に、科学的・技術的意見」のみを募集していますが、原発の稼働については、広くそこに住んでいる市民の意見を聞くべきです。
福島原発事故でどれだけの住民が被害を受けたかということから目をそらすべきではありません。

原発立地自治体の住民のみならず、事故が起きたとき被害を受ける30キロ圏内の住民の了解なしに、原発は動かすべきではありません。

そして、パブコメへの意見には、すべて公開が原則であるべきです。

本審査書案に同意できません。

高浜原発の再稼働に反対します。

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15日のパブコメ
(審査書案) に反対します。
(対象箇所)  I 1~4ページ 
(意見)
事故時に避難拠点が未整備でも適合となっており、周囲の原発の存在も考慮されておりません。
2006年の国会で、「全電源喪失など起こらないように万全の対策をしてる」と、共産党の吉井議員の質問に安倍首相は答えています。当時の安倍首相は、原発の仕組み、また原発事故についてちゃんとわかって、そのような答弁をしたのか。
オリンピック招致のときも「お潜水は完全にコントロールされている」と世界に向けて無責任な発言をしています。
結局、政府は原発について昔も今も何もわかっていない。
ただ企業を保護するために再稼働を急いでいる。
万が一、事故が起きたときの対策も不十分なまま今回も原発を動かそうとしています。
福島第一原発の場合は、事故のとき、多くの住民が無用な被爆を強いられ、今も汚染水問題が深刻で、収束の見込みすら見通せない状況です。
高浜原発3・4号機については(1~4)ページの概括項目にありますが、
(1)重大事故対策に汚染水事故対策が含まれていない。
(2)地震動想定が過小評価になる経験式を用いている。
(3)実効性のある広域避難計画ができていないにもかかわらず、審査されていないこと。
(4)プルサーマルが予定されているにもかかわらず、より深刻となる事故の影響が十分に考慮されていないこと。
福島原発事故の教訓から、原発事故は起きるという視点に立ち戻る必要があると思います。

以上の理由で、本審査書案に反対します。
高浜原発の再稼動に反対します。
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審査書案に反対です。
(対象箇所) I はじめに   (1ページ以降)
意見
日本は地震列島です。
川内原発再稼働の審査のときもそうでしたが、火山、地震について調査すると原発を動かすことなどできません。
だから規制委員会の審査は、このことにあまり触れていません。触れると再稼働できなくなるからです。川内原発の審査のときは、火山学者を審査委員からはずしたほどです。
高浜原発のついても、地震動の想定が過小評価で、重大事故対策が不十分だと考えます。
高浜原発プルサーマル運転です。プルサーマル燃料は発熱量がより高く、プルトニウムの危険性もきわめて大であるにもかかわらずその事故対策が十分考慮されていないと考えます。
汚染水対策についても不十分です。
また、事業者(関電)の広域避難計画は実効性が確約されていません。 
事故時の対応拠点などは建設途中で、支援の要員や資材を運ぶ道路にも大きな不安があり、周辺には美浜、大飯などの原発が立地し、同時被災した際にどう対応するか十分に検討されていません。
そして、広域周辺住民の安全な避難について、規制委は議論できていません。
この地域は多数の原発が林立しており、再稼働しなくても、核燃料がある限り同時に事故が起きる可能性があります。ひとつずつ順番に廃炉にしていく道を選ぶべきです。
そういう点からも本審査書案に反対します。
高浜原発の再稼動に反対します。
このパブコメは、公開原則での審査を行ってください。
 
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審査書案に反対します。
(検討箇所 ) I はじめに  (1ページ以降)
(意見、理由)
この地域は原発密集地です。
高浜原発周辺には、大飯原発美浜原発敦賀原発が密集しています。
この地域で大規模な地震が発生した場合、当然、複数の原発で同時に事故が発生する可能性があります。
個別の原発での審査のみではなく、複合での審査検討がなければ現実性がありません。
このような原発密集地で事故が起きた場合、避難地域は広範囲になります。
放射能の拡散も福島原発事故よりももっと広範囲に及ぶ恐れがあります。
 「避難計画を案ずる関西連絡会」が実施した自治体アンケート2によると、福井県京都府の避難先となっている兵庫県内の避難所について、兵庫県下 41 市町の内、24 市町で、土砂災害等の危険区域に設定されたままです。避難所数では、全避難所 599 ヶ所の内、約3割の184 ヶ所に達します。
避難所が危険区域にあることは、改正された災害対策基本法及び原子力災害対策特別措置法に抵触します。避難計画は違法状態です。
高浜原発の避難計画は、他にも風向きが考慮されていない、スクリーニングの場所が高浜原発から 10 キロ以内にも設定されているなど機能が果たせない、避難先に十分なスペースが確保されていない、地震津波との複合災害が考慮されていない、放射能が 30 キロ以遠に及ぶ可能性が考慮されていない、ヨウ素剤の配布が不十分等々の問題があり、実効性に乏しいものですが、これをチェックするシステムがなく、審査書案も全く触れていません。
 米国では、原子力防災計画の策定が許可要件に含まれており、米国原子力規制委員会による審査を受けます。許可が下りないと原発の運転ができません。
福島原発事故が起きたという事実を受け止めて、事故は起きるということの前提にたった避難計画がなされていない。
本審査書案に反対します。高浜原発の再稼動に反対します。
 
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審査書案全体について

意見。
高浜原発の再稼働に反対します。

「今まで経験したことがないことが、もしかして起こるかもしれない、ということを考えて対策をとるべき」と阪神大震災の後、予想とはしないところで起こる地震から、研究者は言っています。
原発を再稼働するにあたって、そういうことを政府、電力会社考えていますか?

原発事故は起きないと、全電源喪失などありえないという想像力のなさが福島原発事故を起こしたのです。あれは地震津波は引き金であり、原発事故の原因は、原発推進派の想像力欠如です。

また同じような過ちを繰り返そうとしているのが、今回の審査書案です。
川内原発のときも同じです。

ただ企業の利益のみをかんがえ、企業のいうままに原発を動かそうとする。
また原発を再稼働させる自治体にお金をばらまこうとしている。
福島原発事故にもっと真摯に向き合い、原発事故が起きたら、という緊張感を持つべきです。
それでも再稼働したいのなら、万全の対策を取るべきです。
「万全」とは、「少しも手落ちのないこと。きわめて完全なこと」を言う。

この審査書案は「万全」ではないので、この書案のもとでの高浜原発再稼働に反対します。
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原子力規制を監視する市民の会のサイトにパブコメのタネをダウンロードできます。
それを参考にして、パブコメを書きましょう。
 
締め切りは1月16日です。
急ぎましょう。
毎日出しましょう。
川内原発再稼働反対のパブコメのときも終盤の追い込みがすごかったです。
今回もあと一週間、頑張りましょう。
 
安倍政権は、原発は再稼働し、集団的自衛権行使と秘密保護法施行で戦争する国にしようとしています。今、黙っていることは、安倍政権の政策にイエスといっていることです。はっきりノーを示しましょう。

 
再生可能エネルギー抑制についてのパブコメの締切は1月9日。
これはもっと急ぎましょう。
こちらのブログをみてください。