7.26国会包囲(4) ゲストスピーチ(連帯のあいさつ 鎌田慧さん 学者の会)

7.26国会包囲(1)http://blogs.yahoo.co.jp/mknony0623/20219423.html ~(5)
 
(3)の続きです。
この暑さは単なる自然の暑さではない。
安倍政権を打倒するという熱意のこもった暑さ。甘んじてうけよう。
もっともっと暑くしよう。
明治の政治家、田中正造は 亡国を知らざるはこれすなわち亡国なり。
安倍政治は亡国の政治。安倍首相は亡国の首相。
安倍は、日本国民を命の危険に推し進めていながら、まったく何も考えていない。
亡国に引きずり込もうとしている。
私たちは戦後70年を来月迎える
70年間、これは私たちが平和を作ってきた努力
これを安倍は70年間でつぶそうとしてる。
安倍は8月15日に安倍談話をどういう形で発するか。
彼はアジアの民衆に発する言葉を持っていない。
アジアの民衆とこれからどういう風に生きていくか、その言葉がないから、右往左往している。
アジア太平洋戦争15年間で、私たちは、なんと多くの被害をアジアに与えてきたことか。
この反省があるから、もう絶対戦争はしない、もう絶対侵略はしない、人殺しはしないと固く誓った
それを繰り返し、繰り返し伝えながら、アジアの民衆とともに
新たなアジアを作っていく。そういうふうな努力を今、戦後70年を迎えた。
しかし、安倍首相はアジアに向けての言葉をもっていない 
アジアの人たちに謝る言葉を持っていない
 それを私たちがそのかわりアジアの人たちと手を結んで生きていく。
そういうことが安保法制に対する一番の反対の動機。
私たちは戦後70年間、平和に暮らしてきた。
これは海外で日本人が尊敬されているのは、平和憲法をもっていることが、
私たちがアジアにいってもヨーロッパに行ってアフリカにいっても平和に暮らせる。
日本人はもう戦争をしない 人殺しをしないと誓っているから、それが理解されているから。
 その安全保障を安倍はそれをぜんぶひっくりかえてしてアメリカの下請けにになる
アメリカ軍の予算削減。アメリカの命を守るために日本人の自衛隊を殺す。
そして金を出す。そういうめちゃめちゃな政治をしている
私たちはもう絶対自衛隊を海外に派遣しない
自衛隊を殺させない 殺さない。
そういうふうなことをこれからもやっていく。
来週火曜日は日比谷野音で集会が開かれる
官邸前でも抗議のデモをする。
私たちは暑さにかかわらず平和のために全力をつくす
私たちの子どもや孫から委託された仕事です
みなさん、本当に戦争させない。原発の再稼働もさせない。
 
原発の再稼働もさせない。戦争も再稼働もさせない。絶対同じような過ちはさせない
そういう風な思いをこめている。これからもずっと大きな集会が続く
 
9月には原発の大きい集会。
9月23日には戦争させないための大きな集会をひらく 原発と戦争の両方の集会。 沖縄も結ぶ TPPも結ぶ。
そういう風な大きな集会を代々木公園で行う。
一歩も手をひかない 安倍をおいつめる 安倍政権を打倒する。
そういう思いで頑張りましょう。
  
安全保障関連法案に反対する学者の会の呼びかけ人 間宮陽介さん
決して好きこのんできているのではなく、やむにやまれぬ気持ちからここに集まっている。
全国でいろんな会が結成されている。大学、市民の会。
そういうところで賛同署名もされている。
それをみていると、みんなやむにやまれる気持ちでやっている。
この法案は戦後最悪の悪法である。
しかしこれは悪法ですらない。
悪法といえども法で、戦前の治安維持法も法で、憲法に沿っている。
今回の法案は憲法に沿っていない。だから法ではない。
憲法98条には、「憲法は国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部または一部は、その効力を有しない」とある。 
つまりに条規に反する法律は法律ではない。
このような法律に値しない法律を強行採決によって通すのはクーデターにも等しい行為。
解釈改憲というクーデターによって、安倍政権は日本国民が戦後70年にわたって孜々営々ときずきあげてきた平和国家を一撃のもとに打ち壊そうとしている。
戦争というのは決して、侵略と自衛との間の戦争ではない
戦争というものは常に自衛と自衛、正義と正義の間の戦争。
京都大学の有志の会のすばらしい声明書にあるように。
戦争は防衛を名目として始まる。
侵略をするから攻撃をするとは言わない。
ベトナム戦争は、共産主義の脅威から自国を守るための自衛戦争
大東亜戦争は 自衛の戦い。
みずからの存立を確保し、みずからを守るための戦い、これをスローガンとして、アジアの侵略を行った。
ところが先の戦争は侵略戦争ではない。正義の戦争だったという人があとをたたない。
安倍首相がまさにそうで、彼は決して、絶対に侵略という言葉を認めたくない。
安倍首相は、よく決めるときは決めるとみえを切っているが、、
決めてはいけないことを決める。その意味で、彼は独裁者。
その独裁者がアメリカに議会に出ていって、アメリカと口約束をする。
7月までに集団的自衛権の法案を成立させる。と約束する。
その約束を実行するために国民の猛反対を押し切って、法案を通そうとしている。
我々はこの無法な法案を絶対い認めるわけにはいかない。ぜひとも阻止しなければならない。
国会では自民公明が絶対多数を占めているが、日本全体をみたら、彼らは小数に陥りつつある。このねじれをもっと広げていきたい。
自民、公明の中にも良識派はいると思う。
1940年、斎藤隆雄という議員が帝国議会で反軍演説を行った。
ヤジと怒号の中で、反軍演説をして議会政治を守ろうとした。彼は議員辞職に追い込まれる。彼の名前は歴史に残った。
自民公明、良識ある議員はぜひ反対してほしい。
法案に反対する野党議員はさらに結束を強めて、一致団結して、これを廃案に追い込んでほしい。
我々は国会の外で、この法案を必ず廃案に追い込むという気持ちで、エネルギーの最後の一滴がなくなるまで全力を尽くして戦おうではありませんか。頑張りましょう。
 
注:自由と平和のための京大有志の会の声明
 
戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。
戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。
精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。
海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。
血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。
学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。
生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。
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