梅原猛さんのご冥福をお祈りします。

9条の会の呼びかけ人のひとり梅原猛さんがお亡くなりになりました。

9条の会は2004年6月に井上ひさし梅原猛大江健三郎、奥平康弘、小田実加藤周一澤地久枝鶴見俊輔三木睦子の各氏の呼びかけで発足しました。
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1月12日に梅原さんがお亡くなりになって、呼びかけ人は大江健三郎さん、澤地久枝さんのお二人だけになってしまいました。、

この方たちの呼びかけで、日本各地に地域9条の会がたくさん生まれ、藤沢でも憲法9条をなんとしても守り、戦争しない国を未来に残すために行動しています。

でも安倍政権の改憲への執念はまだ衰えていない。

今日は成人の日。
藤沢でも藤沢駅前で、着飾って成人式に向かう新成人たちに憲法9条を書いたしおりを手渡しました。

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でもしおりを受け取ってくれる新成人は毎年多くはないのです。
渡すと「大丈夫です」と言った新成人の女性。
あとで、何が大丈夫なの?と聞けばよかった。 「戦争になっても大丈夫ってこと?って」
無視して通り過ぎる新成人の男性たち。「戦争にいく覚悟あるの?」って言いたかった。

でも今、どんな危機的状況にあるのか 伝えねばならない。
2012年の安倍政権成立後の憲法、民意無視の強行政治の数々・・・・・
集団的自衛権行使容認
安保法制成立
共謀罪法成立
原発再稼働
辺野古新基地建設強行 土砂投入開始
安倍政権の最終目的は憲法9条自衛隊を書き込むことにより、「戦争放棄」を捨てること

今のままでは、もっと声をあげなければ
民主主義が危ない
平和主義が危ない
国民主権が危ない
基本的人権の尊重が危うい

今年の参院選で自公の議席を3分の2以下に減らさなければ民主主義は守れない

そんななかでしおりを受け取って、裏にある憲法9条の条文に目を通してくれている新成人の人たちもいました。だれのための憲法でもない。あなたちの憲法なのです。

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このしおりを配っているわたしたちは高齢者。
9条の会の呼びかけ人の人たちが次々にこの世を去っていかれるけど、私たちだって、どれだけ時間が残されているかわからない。
安倍政権になってからの長い戦いに、体調を壊し、倒れていく人があとを絶たない。

次のようなことを言った人がいます。だれの言葉だったか忘れたのですが、自分に言い聞かせています。

何でもない人たちが自覚したとき、
夢を持つには現実は暗い
だが絶望してはいけない
未来はまだ来ていない。

今のことだと思います。未来はまだきていませんね。
安倍政権の巨大な力にくじけそうになるとき、この言葉を思い出します。

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梅原猛さんのご冥福をお祈りします。